さくさく撮って、うに~っとプリントするのが楽しいのである
思わず「トイデジカメ」と書いちゃったが、その通り、写りとしては画素数が多いトイデジカメ、あるいはちょっと上位ランクのケータイのカメラと同等と思うといい。フォーカスは固定だし、ズームもない。
その代わり、すごくさくさく撮れる。
プリントの品質もサイズもポラロイド感覚に近い。カードサイズよりひとまわり小さいけど、フチなし全面プリントができるので印刷面のサイズはカードサイズクラスのインスタントフィルムより大きめだ。
よって、「インスタントトイデジカメ」なのである。
かつてすごく流行した「チェキ」(低価格なインスタントカメラ)、あるいは初代xiaoであるポラロイドフィルムを使った「Xiao style」のデジタル版、あるいは、その場で印刷できる「トイデジカメ」だ。
デザインもいい。小型のハードカバー本って感じで安っぽくないし、全体にフラットなので収納もしやすいし、カメラっぽくなく仕上げてる。文房具っぽい感じかも。
これらを加味すると、xiaoに向いた用途が見えてくる。
低価格なインスタントカメラがウケたのは、その場でプリントしてプレゼントできるから。友達を撮る、合コンで撮る、家族を撮る、友達の子供なんて撮ってあげるとすごく喜ばれるし、子供って目の前で「うに~」っとプリントが出てくる姿をすごく喜ぶから。
大人でも、撮った写真にフレームがついて目の前で「うに~」っと出てきたら楽しいのである。
xiaoはチェキと違って、デジカメで、画像はSDカードに保存されるので、同じ写真を何枚でもプリントできるし、あとから「そうそうあのときに撮った写真」といってその場でプリントできる。これは楽しい。
プリントサイズが小さいので集合写真は難しいけど、3人くらいのバストアップ写真ならオーケーだ。
トイカメラや「Xiao style」がウケたのは、街のなんでもない情景が妙にアーティスティックに撮れるからだ。下手したら、道路のゴミすらアートになっちゃうくらい、それをプリントするとなんとも味のある色で仕上がってきて、楽しいのである。
xiaoのプリントもそんな感じ。何気ない街のガジェットやアイテム、街の様子を切り取って楽しむと妙に楽しい。面白そうだと思ったら、バシバシ撮りまくり、あとで気に入ったものだけをプリントできるのがいい。