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【ケータイ機能一本釣り】ソフトバンクモバイル・AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH

iPhone 3Gより使いやすい!? フルタッチ931SHの使い勝手を検証する

2008年11月27日 15時42分更新

文● ヤシマノブユキ

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タッチ操作と相性がいいモバイルウィジェット

 モバイルウィジェットとは待受画面で動作するアプリのこと。アプリを開かなくても、ニュースの見出しなどを待受画面でプレビューできて便利だ。931SHは現状唯一の対応機種で、ニュースや地図、乗換案内などのウィジェットを標準搭載する。タッチ操作に対応し、ドラッグ&ドロップで自由にレイアウトできるのがいいところだ。

待受画面の左下にある「OPEN」タブをタップするとリストがポップアップ表示される(左、中)。そこから任意のモバイルウィジェットを待受画面にドラッグ&ドロップすれば貼り付けられる。一度貼ったウィジェットをはがすときは、「OPEN」タブがゴミ箱アイコンに変化するので、そこにウィジェットをドラッグ&ドロップすればいい。ウィジェットはグリッドに沿って自動整列するが、グリッドの間隔が狭いので比較的思い通りに並べられる

 モバイルウィジェットと同じ要領で待受画面に貼り付けられるショートカットというものがあり、使ってみるとこれが実に便利だ。対象は幅広く、メモや連絡先、メール、ワンセグのチャンネル、ブックマークなど、ほとんど何でも貼り付けられる。ふだんよく使うものをショートカットにしておけば、例えば、よく連絡する相手にワンタッチでメールを書き始めるといったこともできる。スマートフォンは基本的に待受画面からアプリしか起動できないので、この点ではスマートフォンより便利だろう。

待受画面は全部で4枚あり、1画面に最大20個程度ショートカットを配置できる。左右にはじいて画面を切り替え、端まで到達するとローテーションする。カレンダーやメモ、予定リストなどを貼っておけば電子手帳的な使い方も可能だ

アプリ側の対応が今後の課題

 かなりイケテる931SHだが、不満がないワケではない。アプリによってはタッチ操作への対応が不完全で、操作がしにくいのだ。

 例えば「Yahoo!地図」はタッチ操作に対応してはいるものの、ドラッグスクロールには未対応だ。画面上のスクロールボタンをいちいち押す必要があるので、タッチパネルを十分に活かし切れているとは言えない。また「NAVITIME」はドラッグスクロールではなくタッチスクロールを採用しているため、地図のどこが表示されたのかが分かりにくい。ただしこれらはいずれもアプリ側の問題なので、早晩バージョンアップで改善されることになるのではないかと思われる。

スマートフォンとケータイの1本化に最適

 誤解をおそれずに言えば、931SHはもう立派なスマートフォンである。異論があるのは承知の上だが、少なくともタッチパネルの操作性はiPhone 3Gに肉迫している。前述のモバイルウィジェットやショートカットなど、iPhone 3Gより使いやすい部分もある。

 Yahoo!ケータイやおサイフ機能、ワンセグが使えて、スマートフォン以上に便利な機能もある931SH。「スマートフォンに興味はあるが、やはりケータイは手放せない」と、スマートフォンとケータイとの2台持ちを考えている人にオススメしたい。

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