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最大150Mbpsの無線LANルーターの実力は?

実売8000円の格安Atermを実地テスト

2008年12月05日 10時30分更新

文● トレンド編集部/青山和雄

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実売8000円程度とお手ごろな無線LANルーター「AtermWR4500N」。右は11n対応のUSBタイプ子機「AtermWL300NU-G」(WR4500Nとのセットで実売1万1000円前後)

最大150Mbpsの実力はどんなものかをテストする

 10月29日に発表となったNECアクセステクニカの無線LANルーター「AtermWR4500N」。実売価格が、USBスティックタイプの子機「AtermWL300NU-G」とのセットで1万1000円前後、単体なら8000円前後と、かなりのお手頃プライスが目を引く。

 WR4500Nは通信規格として、IEEE802.11b/gに加え、「11nテクノロジー」を採用している。これは11nの無線LAN高速化技術を活用したもので、最大150Mbpsの通信速度(理論値)を実現するというものだ。

 11nテクノロジーは1ストリームなので、2ストリームを使うドラフト11nの最大300Mbpsには及ばないのだが、筆者宅で利用しているような11gの最大54Mbpsに比べれば理論値で約3倍も高速。実際の速度が気になるところだ。

 ということで、現在利用中の11g機と比較して、WR4500Nが実際どの程度のスピードなのかを自宅環境を使ってテストしてみることにした。あと、WR4500Nは「ロングレンジ設計」をうたっており、親機と離れた場所でも11gを上回る通信速度を実現しているとのこと。このあたりについても、自宅のいくつかの部屋を使って試してみた。

「AtermWR4500N」は、リビングの窓枠上部スペースに設置した。右にあるのはFTTHの終端装置とルーター

ノートPCでは「AtermWL300NU-G」を利用。付属のUSBフレキシブルケーブルに接続して使用した

 今回のテストでは、木造1戸建てのリビング(2階)に無線LANルーター(WR4500Nと現在利用中の11g製品)を設置。有線接続(100BASE-TX)したPCと無線接続のノートPCを使い、両PC間での通信速度を調べることにした。ノートPCの場所は、リビング、1階の部屋、半地下のガレージの3ヵ所。テストには「iperf 2.0.2」を使用し、TCP利用時の帯域幅を測定、平均値を算出している。ノートPCの無線LAN接続には「AtermWL300NU-G」を利用した。



実測でも11gの約3倍のスピードだった

 さっそく結果を見てみよう。テスト結果は以下の通りだ。

AtermWR4500Nと11g製品の通信速度比較(単位:bps)
測定場所 AtermWR4500N 11g製品
リビング(2階) 59.9M 20.0M
1階の部屋 43.8M 17.3M
半地下ガレージ 15.7M 5.0M

 先ほど理論値では約3倍と言っていたのだが、実際に測定してみた結果もほぼその通りとなった。しかも、測定場所を変えても大体11gの3倍程度のスピードが出ている。11nテクノロジーとロングレンジ設計の両方の実力が証明された結果といえるだろう。

 今回のテストでは、実際の利用状況に則して、11gルーターでは暗号化方式としてWEPを使用し、WR4500NではWPA-PSK(AES)を使用している。11gルーターでWEPを使っているのは、WEPでしか使えない接続機器(ニンテンドーDSなど)があったためだ。ではWR4500NでAESなのはなぜかというと、次ページで紹介するマルチSSID機能のおかげなのだ。いずれにしろ、AESを使用してセキュリティーを高めた上での今回の結果は、上々と言っていいんではないだろうか。

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