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モノクロ写真で楽しむデジイチ

2009年01月05日 12時00分更新

文● 西川仁朗/トレンド編集部、撮影●岡田清孝

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同じモノクロでも実はいろいろあるぞ!

 モノクロで撮影した画像は絶対出力したほうがいい。トーンやコントラストを調整することもできるほか、見るディスプレーによって変わってしまう不安定な表現力ではなく、唯一にして無二の完結した作品が完成するのだ。

 モノクロにはエプソンのMAXARTシリーズやキヤノンのPIXUS Proシリーズなど8~10色印刷のできる上位機種が向いている。例えば、MAXARTなどではグレーインクに加え、ライトグレーインクも搭載されている。ブラックもフォトブラックとマットブラックから選べるなど、黒系だけで常時3種類使用でき高い表現力を持つ。

MAXART PX-5800は8色印刷が可能。ブラックインクもフォトブラックとマットブラックを作品によって変更できる

 最近では2~3万円程度のエントリークラス・プリンターでもグレーインクを採用しているケースがある。モノクロ印刷をしたいなら、これらを使わない手はないだろう。

 実際、8色印刷のできるMAXART PX-5800など使ってみると、出力の設定画面でモノクロの調子を変更できる。ニュートラルな「純黒調」、やわらかい感じの「温黒調」、硬い感じの「冷黒調」などから選択することで、同じ写真でも随分と印象が違ってくる。

設定画面のカラーを選んでから、右のようにマニュアルの色補正で黒の調子を選ぶことができる。「明度」「コントラスト」「シャドウ領域階調」などをマニュアルで調整し、好みのトーンを作ることができる

 実際にそれぞれ調子の違うモノクロ写真を比較してみよう。サンプルに使ったのは、大阪・新世界の賑わいを切り取った写真だ。

もともとの画像はこれ。てっさや串カツの店がぎょうさん並んでますな

モノクロ・純黒調

ニュートラルな仕上がりになる純黒調。スタンダードな作風をつくるならこれ

モノクロ・温黒調

やわらかい色調の温黒調。暖かい感じがするので、人情味溢れる下町の風景などを表現しやすい

モノクロ・冷黒調

ちょっとシャープさが増す冷黒調。より黒が締まることによって、写真に強さが出る。人物を撮るときにクールな表現が引き出ししやすい

 なお、試しに6色染料インクのエントリークラスのプリンターでも印刷してみた。このプリンターの黒系インクは1色のみで、グレーインクは入っていない。こちらも手動で明度やコントラスト、彩度の調整はできる。ただ、出てきた作品の雰囲気はまったく違うものになった。モノクロの方がカラー写真よりも、プリンターの価格差や機能差がはっきりと出るようだ。

上の写真を見た後だと、モノクロ写真としてもかなり違和感を覚える。若干色転びがあるようだ

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