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山谷剛史の「中国IT小話」第37回

激怒か、静観か? 中国の互換インク展示会

2008年11月21日 09時00分更新

文● 山谷剛史

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 プリンタービジネスは本体とインクで稼ぐ──その前提を真っ向から覆すイベント「亜州打印耗材展覧会」が11月10日から12日までの3日間、上海で開催された。2004年よりはじまり、今年で5回目となるこの展示会、世界中の(主に中国)互換インク・トナーメーカーなどが多数集い展示した。その様子を紹介しよう。

展示会の会場となった上海展覧中心

 中国の商都である上海で開催される展示会はIT系を含め数多くある。しかし、この展示会はチャイナビューティーなコンパニオンがブースを彩ることはなく、来場者とブースの人々が直接商談する、ビジネス色の濃い、見ようによっては地味な展示会である。



国際色豊か、中国のインクが世界に旅立つ


 来場者に外国人が多いのも特徴で、欧米系、インド系の顔つきの人々が様々なブースで商談している。日本人グループもいくつか見かけた。会場にいると、諸外国で主に中国製の安価なプリンターサプライが販売される動きをひしひしと感じる。出展メーカー側も、(地元訛りの強い英語ではあるが)英語対応のスタッフが当たり前のようにいる。

当然のようにインクやトナー関連の出展が中心であるプリンターインクロボ。よくわからないが会場内では特異な存在だった

 日本の家電量販店でも互換プリンターインクの割合が増えているが、国によっては日本の数歩先をいっている場合もあるのだろう。少なくとも中国では、著名メーカーからマイナーメーカーまで様々な互換プリンターインクやトナーが売り場を占めている。

 逆に言えば、互換インクなしに中国ではプリンターを語れない。エプソンなりキヤノンなり、特定プリンターメーカーの互換インクが数多く売られていれば、その地域でそのプリンターメーカーの製品が売れているということだ。

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