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純正プラグインに注目! 「Digital Performer 6」

2008年11月20日 18時00分更新

文● 祐天寺浩美

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ビンテージサウンドでオーサライズする魅力

 DPのプラグインには、もともと英国製のビンテージコンソールを再現したイコライザー(EQ)「Ma sterWorks EQ」もある。つまり今回、サウンド作りの要であるコンプレッサーとEQにビンテージモデリングがそろったのだ。

 もちろんノンモデリング版も用意しており、デジタルとアナログ双方の表現力を兼ね備えたことになる。打ち込みくささを消したり、1曲の中にデジタルとアナログのサウンドを意図的に混ぜたり──といった表現も可能だ。

 本バージョンではトラック付きのCDも作成可能なため、DP単体で市販CD並みの強力なデモが完成する。コンプレッサーとEQでビンテージモデリングを備えるのは競合ソフトにない特徴で、DPの新たな魅力だ。

バウンス機能にCD作成機能が追加された。タイムライン上にマーカーを付ければ、自動的にトラック付きのCDを作成できる

 

【Conclusion】
○ 追加された純正プラグインはどれもクオリティーが高い。ビンテージプラグインの充実で、表現力が一気に広がった。
× 機能やプラグインの充実度で言えば、正直なところバージョン6でやっと競合ソフトに肩を並べた感は否めない。今後の進化に期待する。

 

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