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T教授の「戦略的衝動買い」 第29回

Leicaのロゴで買いました――遠くのモノを計れるレーザー測定器

2008年11月20日 17時47分更新

文● T教授

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 DISTO D3は単にターゲットまでの距離を測定するだけではなく、本体表面に配置された各種機能キーを操作することで、さまざまな測定が可能だ。

「DISTO D3」

単4アルカリ乾電池2個で5000回測定可能だ。Leicaロゴの乾電池に惹かれる

「DISTO D3」

テーブルや棚の端にきちんと取り付けられる多機能エンドキャップはリトラクタブルだ

「DISTO D3」

垂直な壁面から反対側の壁面まで測定しているところ。デフォルト設定ではDISTO D3のお尻位置から測定される

 最も楽しいのは、傾いている屋根やテーブル、床等に本体を置くと、傾きを瞬時に測定できる機能だ。本体を手に持ったまま傾けても、リアルタイムにその角度を測定・表示できる。

 距離や傾きだけではなく、部屋や展示会場等の面積・容積も簡単に測定可能だ。測定する場所は液晶画面上にガイダンスとして表示されるので、操作する人はその指示に従ってレーザーを照射すればいい。DISTO D3の指示に従い、部屋の縦横高さの3辺を測定すると、瞬時に空間の容積が表示される。遠くにあるモノの高さや幅を「ピタゴラスの定理」を利用して測定もできる。

「DISTO D3」

ピタゴラスの定理を利用して部屋の壁に掛かっている額の高さを測ってみた。測定する箇所は液晶画面上にガイダンスとして指示されるので超簡単だ

「DISTO D3」

マンションの部屋の縦横高さの3辺を測定して容積を出して見た

 「空間デザイン」を職業にしているプロフェッショナルにとっては必携のDISTO D3だが、ただの「測定マニア」の筆者には明らかにオーバースペックだ。

 遠くにいる彼女のスリーサイズさえ測れないDISTO D3に惹かれたのは、やはりライカのブランド力。「Leica」のロゴマークがなければ、今回の「猫に小判」な衝動買いは間違いなくなかっただろう。



今回の衝動買い

アイテム:ライカ ジオシステムズ DISTO D3
購入価格:5万円前後(インターネット上のWEBショップ)

T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

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