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Excel達人の新定番テク60 知らないあなたは損してる! 第4回

Excelびっくり技6 こんなこともできたのか!

2008年11月20日 08時00分更新

文● 構成● 尾崎 裕子、アスキードットPC編集部

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技-52
コメントに付く名前を定型メッセージに変える

 セルには、付箋を貼るように「コメント」を付けることができます。

 通常、コメントの1行目には、Excelをインストールしたときに入力したユーザー名が表示され、そのあとにコメントの内容を入力するようになっています。

 しかしここでは、自動的に表示されるユーザー名をコメント内容に変更しました。

 こうしておくと、複数のセルに同じ内容のコメントを付けたいときにコメント入力の手間を省くことができます。

ユーザー名の代わりに定例文を表示する手順

メニューバーから[ツール]→[オプション]を選ぶ。「オプション」画面の[全般]タブを選択し、「ユーザー名」にコメントにしたい文字を入力。ここでは「手入力してください」と入れた

コメントを全表示する方法

コメントを挿入したいセルを選択し、メニューバーから[挿入]→[コメント]を選ぶ。左画面で入力したコメントが挿入される。一連の入力が終わったら元のユーザー名に戻しておこう。なお、右の画面のようにすべてのコメントを表示させておくには、メニューから[表示]→[コメント]を選ぶ


技-53
リストから選んで印刷する表を切り替える

 シート上に複数の表があり、用途によって印刷する表を切り替えたい場合、通常はそのつど、印刷範囲を設定しなければなりません。

 ここでは、印刷する表の名前を選ぶだけで、自動的にその表が印刷範囲になる仕組みを作ります。

 最初にそれぞれの表に名前を付け、次にエクセルの印刷範囲「print_area」を切り替えられるようにします。

 最後に、印刷する表の名前をリストから選択できるように設定します。

印刷領域に名前を付ける

まず表を選択し、「名前ボックス」をクリックして、「担当者別」と名前を入力、[Enter]キーを押す。次に印刷範囲を選択して、こちらには「商品別」という名前を付ける

印刷領域を定義する

メニューバーから[挿入]→[名前]→[定義]を選び、「print_area」と入力。「print_area」とは印刷範囲のこと。「=INDIRECT($C$13)」と入力。$C$13は表の名前を入力するセルだ

表の名前を選ぶセルを決める

表の名前を入力するセル(ここではC13セル)を選択し、メニューバーから[データ]→[入力規則]を選ぶ。[設定]タブの[▼]→[リスト]を選び、[元の値]の欄に「商品別,担当者別」(カンマは半角)と入力して、[OK]をクリック

プルダウンメニューから印刷領域を選べる

C13セルをクリックすると、[▼]ボタンが表示される。これをクリックすると、左画面で入力した表の名前がリスト表示される。リストから印刷したい表を選択する。これで印刷範囲が設定される。このあと印刷操作を実行すると選んだ表だけがプリントされる


技-54
ツールバーのボタンを大きくして見やすくする

 ツールバーのボタンは大きく表示できます。

 ボタンを拡大するには、メニューバーから[表示]→[ツールバー]→[ユーザー設定]を選び、[オプション]タブの[大きいアイコン]にチェックを付ければいいわけです。


 次回は「Excelをもっと安全に使うための“セキュリティー技”」を掲載予定です。


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http://www.asciidotpc.jp/

本記事は「アスキードットPC 2006年3月号」の特集記事を元に、編集・再構成したものです。



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