キーボードの打ちやすさに惚れた!
Eee PC S101より薄いノートや軽いノートは存在するが、多くは20万円オーバーの高級機だったり、キーボードが小さすぎて使いづらかったりする。Eee PC S101は、6万9800円と低価格なうえに、キーボードやディスプレーが実用的なサイズというバランスがすばらしいのだ。
液晶ディスプレーは従来の8.9型ワイドから10.2型ワイドへ大型化し文字が見やすくなった。解像度が1024×600ドットのままなのは少し残念だが、筐体の大型化にともない、キーピッチが15.5mmから17.5mmと普通のノートパソコン並になった点が何よりもデカイ。Eee PC 901-Xや900-Xの最大の弱点、キーの打ちづらさが完全に改善されている。
普段A4ノートを使用している筆者にとっては、Eee PC 901-Xのキーピッチではミスタイプを連発してしまった。しかし、Eee PC S101ではまったく問題なく打てる。実はこの原稿もEee PC S101で書いているのだが、キーピッチはもちろん、打ち心地もしっかりと安定しているので、普段通りの早さでタイピングできている。
トラックパッドの使い勝手もいい。Eee PC 901-Xでは縦方向の指の滑りがかなり悪く、マウスなしでは厳しいという印象だったが、Eee PC S101ではこの点が改善されている。マルチタッチにも対応しており、スクロールやズームイン・ズームアウトもカンタンだ。
ボタンが相変わらず硬めなのはやや残念だが、Netbookとしてはキーボードもトラックパッドもトップクラスに使いやすい。