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ビデオもゲームもビッグバンな速さ!? Core i7正式発表

2008年11月18日 17時22分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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ホワイトボックス系から製品が続々登場!
10万円台の製品も!?

 ノートパソコンが7割を占める日本のパソコン市場の中で、高価なハイエンドCPUをリリースする意義について問われた吉田氏は、Core i7はそのパフォーマンスの高さにより、「ユーザー体験はまったく違う。(中略)コンシューマーのデスクトップに対する認識を新たにする」と答え、特に大画面ディスプレーと組み合わせた際の快適さは、ノートに慣れたユーザーに新しい体験をもたらすとした。

 発表会場で展示されていた各社のCore i7搭載製品も、高性能を重点に置いた大型のタワー型パソコン一色。しかし、最高クラスのグラフィックスカードと組み合わせた高価なハイエンドマシンだけではなく、Core 2 Quad並みの価格のCore i7-920をベースにした、実売価格が10万円台後半というリーズナブルな製品も複数出展されていた。

 Core i7がメインストリーム市場に降りてくるのは、2009年後半とも言われているが、現行ラインアップの中では低速なCore i7-920でも、同クロックのCore 2 Quad Q9400(2.66GHz)より3000~4000円高いだけ。システム全体でも極端に高いわけでもない。1年先まで待たなくても、新アーキテクチャーのシステムを試したいという意欲があるなら、Core i7は十分、手が届く範囲にある。久しぶりにデスクトップパソコンにお金を使いたくなる新CPUの登場と言えそうだ。

台湾エイサー社のCore i7搭載タワー型機

台湾エイサー社のCore i7搭載タワー型機。収納式のコネクターベイ、前方からアクセス可能なHDDベイを備える

エプソンダイレクトはアルミシャーシの新タワー型機を参考出展

エプソンダイレクトはアルミシャーシの新タワー型機を参考出展。正式発表が待たれる

Intel X58 Express搭載マザーボードも、マザーボードメーカー各社から出展。現状では価格も4万円以上が主流とやや高め。メモリースロットは6スロットが多い

Core i7に対応するDDR3メモリー

Core i7はDDR3メモリーにのみ対応する。普及したDDR2に比べると割高なのがネックだが、普及に従い低価格化が期待される

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