買う前に、読む! 新MacBook はじめてガイドブック 第5回
まずはインストールの諸注意から
「本気でお買い得」のMacBookでWindowsを使う(前編)
2008年11月18日 19時10分更新
それほど難しくないWindows環境の構築
MacでWindowsを使うというと、Boot Campがまだ出始めだったβ版の頃は、ネットからBoot Campアシスタントをダウンロードしてきたり、Windows用のドライバーをCDに書き込んだりと、いろいろと面倒が多かったものだ。しかし、Boot Campの正式版がLeopardに付属するようになってからは、ほとんど手間がかからないようになった。
実際、筆者がWindows Vista Homeのインストールを試してみたところ、所要時間は30分未満とWindowsを普通にインストールするのと大して変わらなかった。事前に用意するのは、MacBookに付属するインストールDVDと、Windows Vista、あるいはXPのインストールDVDだけだ。
なお、現在Windows XPは販売終了だと思っている人が多いが、メモリーやHDDなどのパーツと一緒に購入できるDSP版ならばまだショップで販売されている。この場合、購入したパーツと同時使用がライセンス条件になる。また、ドライバーをインストールするまで右クリックが使えないので、USBマウスを用意しておくと便利だろう。
インストールの詳細な手順はこちらの記事を参考にしてもらいたい。Boot Campアシスタント起動時に「インストールと設定ガイド」をプリントアウトすることもできる。新品のMacBookを買ったなら、付属のBoot Campは最新バージョンになっているはずなので、アップデートやBoot Campのアップデートは必要ない。まずはMac OS XからBoot Campアシスタントを起動し、パーティションを切るところから始めよう。
FAT32かNTFSか、それが問題だ
Windowsのインストール自体が初めてという人は、インストーラーからパーティションをフォーマットする際に、どのファイルシステムを選択すべきか迷ってしまうのではないだろうか。実はこのファイルシステムの選択が、Boot Campの使い勝手の大事なポイントとなる。
WindowsにはFAT32とNTFSという2つのファイルシステムがある。
FAT32はWindows 95や98で使われていた古いシステムで、この形式を選択するとMac OS X上からWindowsのボリュームを読み書き可能になる。一方、NTFSはWindows XPやVistaで使われているもので、セキュリティ機能などが強化されているが、Mac OS X上からは読み出ししかできない。
「それならFAT32にすればいいのでは?」と思うところだが、FAT32の場合、Windows XPからは32GBまでしかフォーマットできない上に、Windows VistaはFAT32のパーティションにインストールできない。こうした問題を解決するのにいくつかの方法があるが、今回は基本的な諸注意にしぼって話を進めていく。
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