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Excel達人の新定番テク60 知らないあなたは損してる! 第1回

驚きのExcel 超早技ベスト15 これは便利!

2008年11月17日 08時00分更新

文● 構成● 尾崎 裕子、アスキードットPC編集部

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技7・8・9――表の早技
行列の入れ替えで表の縦横を替える3大テクニック

 ここでは、行と列を入れ替える3つの方法を紹介します。技7はツールバーのボタン(もしくはメニュー操作)だけで行と列を入れ替える方法です。ただ行と列を入れ替えるだけなら、ボタンだけでできるのです(Excel 2002以降の場合)。

基本の行列入れ替えはボタンで

Excel 2003での行列入れ替え操作

元の表を選択し、[コピー]ボタンをクリック。貼り付け先のセルを選択し、[貼り付けボタン]の右の[▼]→[行列を入れ替える]を選ぶ(画面はExcel 2003)

Excel 2000以前の入れ替え操作

Excel 2000以前ではこの方法が使えない(貼り付けボタンの隣の▼がない)ので、メニューから[編集]→[形式を選択して貼り付け]を選び、[行列を入れ替える]をチェックしてOKボタンを押す

基本的な行列の入れ替え操作

元の表を選択し、[コピー]ボタンをクリック。貼り付け先のセルを選択し、[貼り付けボタン]の右の[▼]→[行列を入れ替える]を選ぶ(画面はExcel 2003)なお、画面はExcel 2000なので、[編集]→[形式を選択して貼り付け]を選び、[行列を入れ替える]をチェックしてOKボタンを押す


 技8は、罫線を何種類も使っている表に適した、罫線なしで貼り付ける方法です。

多様な罫線を使った複雑な表は「罫線なし」で貼り付け

罫線を除いて行列を入れ替える操作

元の表をコピーし、貼り付け先のセルを選択して、メニューから[編集]→[形式を選択して貼り付け]を選ぶ。[罫線を除くすべて]を選択、[行列を入れ替える]にチェックを付けて、[OK]ボタンを押す

罫線が消えて縦横が入れ替わった結果

行列が入れ替わり罫線なしで貼り付けられる。複数の罫線を使った表や、複雑な形の表は、技7の方法では罫線が崩れてしまう。むしろこのように罫線なしで貼り付けて、あらたに罫線を設定し直したほうがいい


 技9は、表と列を入れ替えた表と元の表をリンクさせる方法です。

元の表を変更すると貼り付けた表も変わるようにする

縦横を入れ替えた表の値を連動させる手順

行と列を入れ替えたあとの列数、行数分の範囲を選択し、式「=TRANSPOSE(元の表の範囲)」を入力して、[Ctrl]+[Shift]+[Enter]キーを押す

値が数式に変更された

左の手順で確定すると、式が{}で囲まれ、左で選択した範囲のセルすべてに式が入力される。このようにすると、元の表を変更した際、行列を入れ替えた表にも反映される


技10――表の早技
同じデータを複数のセルに一括入力

 離れた場所にある複数のセルにデータを一括入力するには、あらかじめ入力したい複数セルを選択しておき、データを入力し、[Ctrl]+[Enter]キーで確定します。

 なお、あらかじめセルを選んでおく際、ここでは[Ctrl]キーを押しながらひとつひとつクリックしていきましたが、セルがたくさんある場合には下記の技11のようにすると一度に選択できて楽です。

同じデータを入力したいセルを選択

データを入力したいセルを1つめはクリックして選択、以降は[Ctrl]+クリックで選択する。最後に選択したセルで「欠席」と入力し、[Ctrl]+[Enter]キーで確定する

Ctrl+Enterキーで入力確定すると、その文字列が選択したセルに一度に入る

一括で「欠席」と入力される。なお、誤って[Enter]キーのみで確定してしまうと、最後に選択されたセルにしか入力されない。その場合は[Ctrl]+[Z]キーを押せばやり直せる


技11――表の早技
空白セルだけを自動的に選択する

 表中の空白セルだけを自動的に選択するには、まず表全体を選択し、[F5]キーで「ジャンプ」画面を表示。

 セル選択ボタンをクリックして、「選択オプション」(次ページの技13を参照)画面を表示し、[空白セル]を選び、[OK]ボタンをクリックする。


 (次ページ、印刷時のページ数をプレビューせずに知る方法、へ続く)

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