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スピードも正確さも格段にアップ! 日本語入力「MS-IME」の強化書 第3回

正確な文字入力で効率が上がる6つの技

2008年11月17日 04時00分更新

文● 小野 均

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効率アップ技-3
ユーザー辞書をインストールして変換効率を高める

 IMEの標準の辞書では、専門用語などの変換が正しく行われないことは多い。しかし、だからといってそのつど単語を登録(次ページ参照)するのは面倒だ。

 そこで活用したいのが、インターネット上に無料で公開されているユーザー辞書。著名人や四字熟語、医療用語など、さまざまな辞書が公開されている。

ダウンロードした辞書ファイルの中身

ダウンロードしたファイルを解凍する。画面の例ではDIC形式が辞書で、テキストファイルは収録語の一覧だ

辞書追加の手順1

言語バーの[ツール]→[プロパティ]をクリック。[辞書/学習]タブでシステム辞書の[追加]をクリック

辞書追加の手順2

この画面が開くのでDICファイルを選び、[開く]をクリック。これでユーザー辞書が使える

【辞書がDIC形式の場合】

 辞書にはDIC形式とTXT形式の2種類があり、インストールの手順が異なるので要注意だ。

メニューで「テキストファイルから登録」を選択

【辞書がテキストファイルの場合】 言語バーの[ツール]→[辞書ツール]をクリック。[ツール]→[テキストファイルから登録]を選んで読み込む


編集部おすすめのユーザー辞書

FOR Microsoft IME The四字熟語辞典
作者:ku-niさん
「新明解四字熟語辞典」(三省堂)、「岩波四字熟語辞典」(岩波書店)、「大修館四字熟語辞典」(大修館書店)から8582件の四字熟語を収録。
株式上場企業辞書
作者:モトタニさん
株式上場企業名の読みから漢字や銘柄コードへの変換、あるいは銘柄コードから企業名に変換できる。変換候補に企業情報も表示される。
IME-和英辞書 EDICT for MS-IME 2
作者:ultraistさん
日本語から英単語や熟語に翻訳できる辞書。[@語句]のように先頭に[@]を付加した語句だけが翻訳されるため誤変換で困らない。

効率アップ技-4
IMEの設定を変えて、自分好みに使いやすくする

 IMEは、自分の使い勝手に合わせて細かく設定を変更できる。この設定を見直すだけでも、入力のしやすさはかなり変わるので見直しておこう。

 設定変更は、言語バーの[ツール]→[プロパティ]をクリックして行う。

 [変換]タブでは、メインで使用する変換モードや変換のタイミングを変更できる。

 また[オートコレクト]タブでは、自動訂正機能の設定が行なえる。

設定メニューの変換タブ

[変換]タブでは、句読点を入力すると変換を自動的に実行したり、文節単位での変換方法などを設定する

設定メニューのオートコレクトタブ

[オートコレクト]タブでは、入力のミスをしやすい入力パターンの自動訂正機能をオン/オフする設定が可能

IMEの設定を好みに合わせて変える


 (次ページ、読みの分からない漢字を入力する、へ続く)

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