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君は解けるか!? パソコン甲子園 2008開催

2008年11月13日 22時28分更新

文● 遠竹智寿子

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最後まで勝者が分からない展開


 競技開始直後30分程で、やさしい問題を解いたチームの机の横に、白い風船がちらほらと揺れ始めた。時間を掛けて難易度の高い問題から取り組み一気に得点を稼ぐチーム、できる問題からコツコツと取り組むチームなど、それぞれの戦略が見え隠れする。

開始30分程で、易しい問題を解くチームが出始めた

駒場2年生チームが、90点の難題を解答、易しい、やや難しい問題を解いた広島学院と並ぶ

 2時間を過ぎたころから、難易度の高い問題をクリアした上位3チーム、筑波大学付属駒場高等学校の2年生チーム「rand()」と3年生チーム「抹茶シュークリーム」、広島学院高等学校の2年生と3年生のペアチーム「チョコクリームパフェ」が、抜きつ抜かれつのデットヒートを繰り広げた。

 終了30分前の17時になると得点の更新が止められた。翌日が表彰式で受賞チームの発表となるため、「最後の逆転」が起こりうるのだ。

大きな金色の風船が、その時点での暫定一位のチームの机に置かれている

終了30分前、最終得点は翌日の表彰式まで公開されない。3校中の1校が優勝なのか。密かに難題をクリアしていれば他校の大逆転もありうる

 プログラミング部門は、結局表示されていた最終の順位のままの結果となった。90点の難題を得点していた、抹茶シュークリームの2人が、自分たちが準グランプリに呼ばれた際に見せた「悔しい」といった表情が忘れられない。これも無理はない。グランプリチームも、最後に追加30点を加えて、同点の420点となっていたのだ。この場合は、難易度の高い問題をより多く解いたチームが上位となる。それも同数の場合は、誤答回数の少ないチームの勝ちだ。これにより、広島学院「チョコクリームパフェ」がグランプリを獲得した。

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