インストール時の注意点は?
Hyper-Vを利用するには、Windows Server 2008のサーバーマネージャというツールにてHyper-Vの役割を追加する必要があります。追加するといっても、DNSやDHCPサーバーの役割を追加するのと同じように、ウィザード上でHyper-Vにチェックを入れるだけです。Hyper-Vを追加したら、PCを再起動するとHyper-Vが動き始めます。
このように、作業そのものはいたって簡単なのですが、Windows Server 2008とHyper-Vの開発完了のタイミングがずれてしまったため、Windows Server 2008のDVDの中にはHyper-Vのベータ版が同梱されています。正式版もすでに公開しており、KB950050という更新プログラムを使うことで正式版となります。Hyper-Vを有効にする前に、必ずこの更新プログラムを適用する必要があることは知っておいて下さい。最近では、Intelが6 コアのCPUを出したのを受けて、Hyper-Vがサポートするコア数を増やしました。その更新プログラムKB956710もこれからは必要になるでしょう。
ただ、このような更新プログラムを1つずつ覚えるのは大変なので、Windows Server 2008 x64をインストールした後、必ずWindows Updateを実行して最新の状態にすると覚えていただくことをお薦めします。
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