Safariの結果に驚きの事実!
まずはJavaScriptのベンチマークで処理速度を比較した。
昨今のパソコンに載っているCPUはだいたいCore 2 Duoクラスだと思うが、EeePC 901-Xに載っているのはAtomプロセッサーだ。同周波数のCeleronと同じか遅いぐらいと言われるので、昨今の重たいウェブサイトが快適に見られるのかが心配になる。
テストに使用したのは、アップルのWebkitチームが開発したSunSpider JavaScript Benchmark(関連サイト)だ。
なんと結果は、Lunascape 5 α2が最速で、僅差で次点はFirefox 3.1 β2だった。両者ともJavaScriptエンジンが同じTraceMonkeyであるにもかかわらずLunascapeのほうが早かったことに驚いた。おそらくは独自に施されているというチューニングの成果であろう。
さらに結果を見て意外だったのは、比較的速いブラウザーであったはずのSafariが、思ったほど速くないことだ。
なぜだろうと過去のベンチ結果を見返してみたら、Google Chromeなどの驚速ブラウザーが登場したことで、もはやSafariはそれほど早く感じなくなってしまったことに気づいた。
この数ヵ月だけでも、Google ChromeやTraceMonkeyが登場するなど、文字通り恐るべき速度で高速化が進んでいることを改めて実感した。
なお、体感速度に関してだが、デスクトップではまだ我慢のできるIEも、Netbookではちょっと遅すぎるのではと感じてしまった。
そのほかのブラウザーならかなり快適にネット閲覧ができるが、特にすばらしいと感じたのはGoogle Chromeで、特にタブを複数開いたときの動作が機敏だ。タブごとに独立したスレッドを持っていることが功を奏したのだろう。
