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二つ折りではない新たなタッチケータイ

3Wayケータイ「N-01A」がNECを変える

2008年11月11日 14時51分更新

文● 西川仁朗/トレンド編集部

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N-01Aのイメージキャラクター玉木宏さんとN-02Aのイメージキャラクター橋本麗香さん

 NECは10日に開催した「Winter Collection 2008」の場で、今後、NECのケータイ端末の目指す方向性について発表した。

 NECの商品開発コンセプトは「次世代ハイスペックカテゴリー」「デザイン×スリム」「ユニバーサル×エコ」といった3つの軸。その中から生まれた端末が、先日NTTドコモの新製品発表会で紹介された、プライムシリーズの「N-01A」、スタイルシリーズの「N-02A」「N-03A」、スマートシリーズの「N-04A」の4機種だ。

4端末のそれぞれの位置付け

 「パティスリー界のピカソ」と称されるピエール・エルメ氏監修のN-03Aや、人気家電ブランド「amadana」とのコラボケータイN-04Aなどを展開するNEC。

おいしそうなN-03A

NEC初のスライド端末N-04A

 しかし、今回特に同社が注力しているのが、NECの変革の象徴であるN-01Aと、既存の根強いNファンに応える端末N-02Aだ。

 モバイルターミナル事業部の佐藤敏明氏は、「N-01Aはエッジの効いたトンガった、いままでのNとはまったく違うケータイ。持ち歩くメディアとして発信していく。一方、N-02Aは既存のNユーザーを意識した端末。ワンセグやおサイフケータイなどの既存の90Xi路線を踏襲する高機能ケータイであり、4機種の中で一番多く売れる端末になるだろう」と述べる。

ソニー・エリクソンから移籍し、NECの端末に変革を起こすチーフクリエイティブディレクターの佐藤敏明氏

タッチパネル採用の新機軸N-01A

 N-01A最大の特徴はケータイの二つ折り文化を担ってきた既存のNスタイルと違い、3WAY方式を採用したことだろう。

先鋭的なN-01Aを進化した人類「進人類」へ向けたケータイ、と位置付けている

 タッチパネル対応端末として使う「タッチスタイル」。ワンセグやウェブを見る時に使いやすい「シェアスタイル」、通話時やメールなどの時には縦方向に伸ばした「コミュニケーションスタイル」として使用する。

3WAYに使えるNEC国内端末初のタッチケータイ

 また、SRS社の音響技術「SRS TruMedia」搭載。 バーチャル5.1chサラウンド再生ができる。また、顔検出オートフォーカス機能を搭載した5.2メガピクセルのカメラを搭載。

 新しいチャレンジには、新しいマーケティングが必要になる。そこでNECはN-01Aを新たにユーザーに浸透させるため、専用コミュニケーションサイト「medias.net」を11月10日より公開した。

 このサイトにはNECの「感情理解エンジン」によって解析されたブログやニュースのその日の平均的感情「楽・怒・焦・悲」を40種類以上の動きで表現するMEDIA MANと呼ばれる、キャラクターが登場する。

medias.net。文字で構成されたMEDIA MANが画面いっぱい動き回る

N-01AのテレビCMなどにはmedias.netの名前も登場する

 「N-01Aのプロモーションコンセプトは、世界が手のひらで動き出す。ケータイはすでに手のひらの上のメディアであり、MEDIA MANのパフォーマンスでユーザーはその日の世界の感情を一目で理解できる。medias.netはN-01Aのオフィシャルサイトだが、新端末が出たら終わりといわけではなく、継続的なユーザーとのコミュニケーションサイトにしていきたい」とプロモーションを担当するモバイルターミナル事業部の有満陽子氏は語る。

「N-01AでD(三菱電機)やSO(ソニー・エリクソン)のユーザーなど新規ユーザーを獲得としていきたい」と述べるモバイルターミナル事業部の有満陽子氏

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