10月に登場した新型のMacBook/MacBook Proは、HDDが交換しやすくなったのが特徴のひとつだ。バッテリーカバーを外すだけですぐにHDDにアクセスできる。作業に必要な工具は、プラスドライバーとトルクスドライバー(T6)だ。
音楽ファイルやデジカメ写真のデータなど、パソコンにあれこれデータを溜め込んでいると、内蔵HDDがすぐにいっぱいになってしまうもの。最近ではMacBook/MacBook Proが採用しているSATA接続の2.5インチHDDでも、500GBという大容量モデルが1万円台半ばで発売されている(関連記事)。ひと昔前のデスクトップを超えるディスク容量が、モバイル環境でも実現できるのだ。
一方で、SSD(ソリッドステートディスク)という選択肢も現実味を帯びてきた。SSDは、フラッシュメモリーを採用したストレージだ。HDDのようなディスクの駆動部分が存在しないため、より衝撃に強いうえ、消費電力も小さいというメリットがある。データを読み書きする際、HDDのようにディスクの上を磁気ヘッドを移動させる必要がないため、ランダムアクセスも高速だ。
HDDに比べるとディスク容量が少なく、1GBあたりの単価も高額になってしまうが、より高い性能を求める人はSSDを選ぶという手もアリだろう(関連記事)。
なお、注意したいのは、ユーザーが自分でHDDを交換したあとに、HDD周りで不具合が起こるとアップルの保証が受けられなくなってしまうということ。くれぐれも作業は自己責任でお願いしたい。
●該当機種
- 2008年10月14日発表
- MacBook(MB466J/A、MB467J/A)
- 15インチ MacBook Pro(MB470J/A、MB471J/A)

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