このページの本文へ

次世代Windowsの姿が見えた! 第13回

Windows 7をNetBookで動かせ! WinHEC展示会レポート

2008年11月08日 09時00分更新

文● 山本雅史

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 米国ロスアンゼルスで開催中の、ハードウェア技術者向けカンファレンス「WinHEC 2008」では、カンファレンスだけでなく展示会も開かれている。ここでは、会場で見かけた興味深い展示を紹介しよう。

「Wind NoteBook U100」にWindows 7がインストールされていた

日本でもおなじみのMSI「Wind NoteBook U100」にWindows 7がインストールされていた

 マイクロソフトのブースでは、CPUにAtom、メモリー1GB搭載のNetBookにWindows 7がインストールされ、自由に触れるようになっていた。筆者も試してみたが、Windows 7のプレβ版をNetBookで動かしても、Windows XP並みには動作するのではないかと思えた。

そのU100はAtom N270(1.60GHz)とメモリー 1GBという構成。この構成でも、Windows 7は十分なパフォーマンスで動作した

 ブースの担当者によれば、Windows 7でもXP並みかそれ以上に、長時間のバッテリー駆動が可能とのこと。また、メモリー使用量も減っているため、NetBookでは一般的な1GBのメインメモリーでも、それなりに動作するという。「Windows 7がリリースされれば、もうNetBookにXPをインストールする必要はない」とも豪語していた。

 マイクロソフトにとっても、「NetBookでもWindows 7」というのは、外せない問題になっているのだろう。

AtomをCPUに採用したWindows Home Serverも登場。左写真のホームサーバーには、Atom N330が使用されている。右写真はAtomホームサーバーのブロックダイアグラム

Windows 7で追加された「デバイスステージ」

Windows 7で追加された「デバイスステージ」では、接続されているデバイスのアイコンに、製品のデザインに則した画像が使われている

キヤノンはインクジェットプリンターのデバイスステージを披露

キヤノンは早くも、自社のインクジェットプリンターのデバイスステージを披露。デバイスステージを作成するSDKがリリースされていため、非常に簡単に対応できるとのこと

Windows SideShowもWindows 7対応

活用事例に乏しい「Windows SideShow」もWindows 7対応。写真右のサブディスプレーは、Windows 7のマルチタッチ機能をサポートしている

Windows 7のセンサーAPIのデモ。光センサーで光を検知して、画面表示を変更している

Windows 7の新機能「Enhanced Storage」のデモ機

Windows 7の新機能「Enhanced Storage」のデモ機。写真のUSB HDDは米シーゲート社のセキュアーHDDで、Enhanced StorageではHDD自体が持つ暗号化機能を利用して、保存データを暗号化する

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン