すごいぞ!その2 CPUはAMDのデュアルコア
本機の最大の特徴は、CPUに「AMD Turion 64 X2 Dual Core TL-56」を採用していること。つまりデュアルコアであり、マシンパワーに期待が高まる。
ちなみにTL-56自体のクロック周波数は最高で1.80GHzだが、本機では最高1.20GHzまでとなっている。おそらくバッテリーなどとのバランスを考えて少し処理能力を抑えているのだろう。
早速いくつかベンチマークプログラムを走らせてみた。
まずSiSoftの「Sandra 2009」でCPU性能を測定。「Dhrystone ALU」(整数演算)のスコアが7237、「Whetstone FPU」(浮動小数点演算)が7208という結果となった。
ちなみに、デュアルコアの「Atom 330」(1.60GHz)はDhrystone ALUが7175、Whetstone FPUが7160という結果だったので、Turion 64 X2のほうが若干いいスコアだ。
総合ベンチマークプログラム「PCMark05」のスコアは1771。Atom Z搭載の低価格UMPCが1000前後のスコアであることを考えると、こちらも良好だ。
一方でバッテリーでの駆動時間を優先させたい場合は、CPUクロック周波数などをセーブする「パワーセーブ」モードが用意されている。スペック値では約2.5時間のバッテリー駆動時間となっているが、JEITA測定法1.0に基づいた実測(画面輝度を最低にし、30MBの動画を再生させ続ける)では2時間弱だった。