
10月31日、つくば市のつくばエクスプレス研究学園駅前に開業した北関東最大級のショッピングモール「iias(イーアス)つくば」内に、自立支援ロボットスーツ「HAL(Hybrid Assistive Limb)」の研究・開発を手がける CYBERDYNE(サイバーダイン)社が運営する『CYBERDYNE STUDIO(サイバーダインスタジオ)』がオープンした。
同施設は、実際に来館者が近未来のロボット技術が現実とものとなったHALを装着体験ができるとともに、ロボットやサイバニクスといった未来のテクノロジーを体感できる、エデュケイションとエンタテイメントを兼ね合わせたエデュテイメント施設だ。
まずそのHALについて説明しておくと、筑波大学発のベンチャー企業であるCYBERDYNE株式会社が開発・製造するもので、装着者が自らの意思で自由に動かす事ができるパワーアシストスーツだ。同社は筑波大学大学院の山海嘉之教授が同大学院システム情報工学研究科での研究成果を活用する事を目的に、2004年6月に設立した(CEOには山海教授が就任)。
当面は福祉・介護分野において身体機能に障害がある方の自立動作支援などに使われるが、将来的には工場などでの重作業支援や災害現場でのレスキュー活動支援、エンタテイメントの分野など、幅広い分野での適用が期待されている。
