起動時間は？
液晶はグレアータイプ
まずは起動時間からチェック。モバイルノートは、カバンから取り出したら、できるだけすぐ使えるのが望ましいが、Inspiron Mini 12の実力はどうか？
ストレージが1.8インチのHDDということもあってか、電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまでの時間は約1分28秒。
XP搭載のNetbook（HDDモデル）には40～50秒程度で起動するものが多い。それに比べると体感的にかなり待たされる感じだ。
全体のパフォーマンスは？
キーピッチは17.5mmで十分。Inspiron Mini 9では変則的だった配列も、オーソドックスなものに改善された
続いて全体のパフォーマンスをPCMark05でチェックしてみよう。
PCMark05による総合ベンチ結果
ベンチマークの数値は、ほぼスペック通りの結果が出ている。よく似た構成の「LOOX U/B50」（Atom Z 530、メモリー1GB、60GB HDD、Windows Vista）と比べても、ほぼ同じだ。Eee PC 901と比べても大きな差はない。（関連記事1、関連記事2）
実際の使用感はというと、やはりVista特有のもっさり感を感じられた。フォルダーを開くときや、ウェブサイト閲覧時に、若干もたつきがある。
ただし、iTunesで音楽を流しつつ、ウェブを閲覧しながら、メール作成といった程度ならストレスなくできる。
CrystalDiskMark2.2による、HDDのベンチ結果
YouTubeはもちろん、ニコニコ動画の閲覧も問題なし。ニコニコ動画閲覧時のCPU使用率は平均70％程度だが、高画質動画の「弾幕状態」でも、コマ落ちすることはなかった。ファンレスながら、30分以上動画を見ても本体がほとんど熱くならなかった点も評価したい。
