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5分で分かる! FXの基礎 第1回

FXとはどんな取り引きか

2008年11月04日 16時54分更新

文● 企画報道編集部

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連日アメリカのサブプライムローン問題に端を発する金融不安のニュースが流れ、円高ドル安が進む中、これをチャンスと見ている投資家がいる。こんな時期に無謀な……と思うだろうが、FXについては例外なのだ。円高、円安どちらの局面になっても利益のチャンスがあると言われるFXとは、どんなものなのか。

為替差益と金利の差が利益になるFX

 金融不安が深刻になっている昨今、投資への意欲は薄れるのが普通だろう。しかし、FX投資家はそれさえもチャンスと考えるのだ。景気に左右されないFXとは、いったいどんなものなのだろうか?

 FXは、正確には「外国為替証拠金取引」という。為替相場の変動を見ながら、売買することで発生する為替差益と、スワップ(2国間の通貨の金利差)の2通りから利益を得られる。

 外貨を保有しているとその金利の差額分も利益になるので、低金利の日本円で外貨を買うと、スワップが毎日発生する。よって、黙っていても収入が得られる、というわけだ。ただし外貨を売ると、逆に金利差が発生した分は支払うことになるし、最近では海外の金利が低下しているという状況もあるので、1年前と比べれば、スワップ目当ての取り引きはうまみがなくなってきた。

英ポンドを30日間保有した場合。1日あたり約150円ずつスワップを得られる。※スワップポイントはFX会社によって異なります。

次ページ「FX、5つの特長」に続く

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