SSDより速かった
お次ぎはベンチマーク結果だ。結論から言えば、900-X／901-XといったSSDモデルに比べて、総じてHDDモデルのほうが読み書きが速かった。なお、テストマシンはどれもOSの再インストールと最新版のWindowsアップデートを済ませた環境で統一している。
「CrystalDiskMark 2.2」を「100MB」で実行したスコア。グラフの（C）はCドライブ、（D）はDドライブを意味する。「Read 512K」「Read 4K」以外のスコアではHDDが圧倒的に勝っている
1000H-Xで実行したCrystalDiskMarkの結果。CドライブのほうがHDDの外周にあるため、速度が若干、速くなっている
1000H-Xと900-Xで、1GBの単一フォルダー、および6538項目のファイルを含む合計1GBのフォルダーをCドライブに置き、複製するのにかかった時間を計測した結果。ともにCドライブで実行している。こちらも1000H-Xのほうが速い
起動時間に関してはわずかながらSSDモデルのほうに軍配が上がった。ただ、1000H-Xの32秒という時間も、ほかのHDDを搭載したNetbookに比べれば高速なほうだと言える（完全に同一条件で計測したわけではないので、厳密な比較とはいえないが）。
1000H-Xと900-Xで実施した起動時間のテスト。電源ボタンを押し、デスクトップが表示されるまでの時間を計測した
ざっとウェブブラウザー（Firefox）でニュースサイトや動画共有サイトを閲覧した限りでは、SSDでもHDDでも体感速度は変わらなかった。ただ、デジカメ写真を取り込むなど、大容量のファイルなどをコピーする場合にはHDDモデルのほうが速いと言えるだろう。
HDDのほうが速いといっても、SSDにはHDDより衝撃に強いという利点がある。また1000H-Xは1.45kgとNetbookとしては重量級に入るため、「重い」と感じる人がいるかもしれない（900-Xは0.99kg）。
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