テキストの入力に特化！ データはmicroSDに保存可能
テキスト入力画面。IMEにはATOK 2007を搭載している。液晶パネルはコントラストが高く、文字を扱うだけなら十分な精細感がある
ポメラが既存のPDAと大きく異なるところは、機能をテキスト入力のみに絞った「メモツール」に特化している点だ。
ポメラは単4電池2本で動作する。電池はシリンダー型のヒンジ部に収納されている
作成できるのはテキストデータのみ。ウェブブラウザーやメーラーといった機能はないし、メディアプレーヤー機能もない。PDAでは重要なスケジューラーもないし、プログラムをインストールして実行することもできない。
本体左右側面。隙間からキーが見える。写真で見ると脆弱そうだが、意外にしっかりしている
その代わり、「必要な時にパッと取り出してサッとメモを取れる」というコンセプトを実現するために、さまざまな工夫が凝らされている。折りたたみ式キーボードはその最たるものだが、起動の早さもそのひとつ。キーボードを開いて電源ボタンを押すと、2秒ほどで入力可能になる。昨今のモバイルノートも、スタンバイ状態からの起動はかなり高速化されているが、さすがに2秒で使えるようにはならない。早さと手軽さは携帯ゲーム機以上だ。
バッテリーカバーを開いた状態。単4電池2本で動作する。バッテリーカバーのロックが解除されていると、電源起動時に認識して警告を発する
本体左側面を裏から。写真左はmicroSDカードスロット。右はUSBポート
バッテリーは単4電池2本で、バッテリー駆動時間は約20時間（アルカリ乾電池使用時）。ノートパソコンでは、なかなか真似できない。パソコンとのデータ交換にはUSBか、microSDカードを使用する。保存されるファイルは「.txt」の拡張子がついたプレーンテキストなので、パソコンでそのまま扱える。
