Windows Vistaの後釜のOSは「Windows 7」(Version 6.1)に決まりましたが、並行してマイクロソフトが開発中の新OS「Windows Cloud」の正式名称はまだ発表になっていません。
10月27日から開催される、技術者向けのカンファレンス「PDC 2008」でお披露目の予定ですが、その正式サイトにあるアジェンダには「Windows Strata」なる名前が!!! あ、怪しいと思っていたら、……今日見たら、 Windows Strata が消えてWindows Serverになっていました(ブロガーたちが語るところによれば9日あたりには消えていたらしい)。
先日までは確かにあったのですが、誰かが間違えて掲載しちゃって、ブログなどで噂になってきて慌てて「まずいっ!」と削除したのでしょうか。もしかすると実はそれすらも戦略で、話題作りしたというのも考えられますが。
伝わりにくい、英単語のニュアンス
「Strata」は、階層とか地層という意味の「Stratum」の複数形です。それならば、層雲という意味を持つ「Stratus」のほうが合っている気もしますが、どうでしょうか。地層は、岩石や土砂が積もって形成されるものだから。
こういうネーミングは、英語では馴染みがないものですし、もし単語の意味が理解できたとしても、英語圏で育っていないとその感覚的な意味合いがまったく解りません。
「Vista」という言葉も、「景色」や「眺め」(転じて、グラフィックスやGUIの見た目がいいというニュアンス)という意味と、「将来の長期間的な展望や回想」という二重の意味があって、ちょうどいい言葉だったんだろうと思います。
でも、日本人でVistaという単語を知っている人は少ないだろうな、とも思います。と、知人に話したら、同じ名前の自動車があると突っ込まれましたが……。
