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特集・冬ボーナスで買う薄型テレビ 第1回

2008年秋冬薄型テレビ、よくわかる最新事情!

2008年11月04日 20時41分更新

文● 盛田 諒/トレンド編集部

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ついに1TB HDDも内蔵、手ごろで便利なプラズマが欲しいなら!
パナソニック「VIERA」

 BDレコーダー「DIGA」とのリンク機能など、初心者でもカンタンに使えると定評がある「VIERA」。最新作は年末~正月にBD映画を見るのにもってこいのプラズマテレビだ。

 ハリウッド映画スタジオで使われるデジタル映画用の広色域をほぼ完璧にカバーした「シネマライブ画質」により、BDに収録されたハリウッド映画を本来の美しさにリマスター(補正)できるのが特徴となっている。

ハリウッド映画をBD映画として収録する際、実は「カラーリスト」と呼ばれる色職人(そういう職業があるのだ)が色を圧縮した上で保存している。そのカラーリストのやり方をLSI上で再現することで、圧縮で失われた色を上映時に限りなく近いキレイな状態まで「復元」するというわけ

1TB HDD内蔵の便利なプラズマ「VIERA PZR900」

 ついに同社初となる大容量の1TB HDDを内蔵。俳優の名前などを登録しておけば、HDD容量の限界まで自動で録りまくってくれる(満タンになったら古い番組から自動消去する)「おまかせ録画」がかなり便利だ。カンタン操作でYouTubeを観られるのも楽しい。


世界最大のプラズマテレビ「VIERA 103PZ800」

 記事執筆時において、問答無用で世界最大のプラズマテレビ。画質も迫力も価格もとにかく圧巻だ。もちろんBDレコーダー「DIGA」とのリンク機能も使えて操作もカンタン。今年どーんと飛躍したアナタ、次のステージに進む前に103V型なんていかが。


型番画面サイズ解像度特殊仕様実売価格
TH-50PZR90050V型フルHD1TB HDD+YouTube視聴54万円前後
TH-46PZR90046V型48万円前後
TH-42PZR90042V型42万円前後
TH-103PZ800103V型世界最大のプラズマテレビ560万円前後


自社開発プラズマパネル、最後にして最高の頂点に
パイオニア「KURO」

 今回の2機種を最後に、プラズマパネルの自社開発を終了するパイオニア。あまたのAV評論家をうならせてきた、究極とも言えるその美しさはここに来て最後の大きな進化を遂げている。

 新モデルは視聴している環境やコンテンツの入力信号によって最適な映像を再現する「新リビングモード」「ディレクターモード」を搭載。ライティングが明るい量販店でのインパクトは非常に地味だが(場合によっては「色薄くない?」などと誤解されかねない)、「分かる」人には感涙ものの出来になっている。

 ちなみに同社は、今期からパナソニックとの共同開発で普及帯のプラズマパネル製造に着手している。この残酷なまでに完璧な美しさを観ないまま、日本の薄型テレビを語ることなかれ。

美しい日本のプラズマ「KURO KRP600A」

 業界が認める、プラズマテレビの1つの頂点。従来機から黒色表示時の輝度を5分の1に低減し「黒」の表現をさらに磨いた。また「人の肌」や「芝生」など、映像をパーツごとに最適化する技術を搭載。持っていることがステータスになる極上の一台だ。


型番画面サイズ解像度実売価格
KRP-600A60V型フルHD94万円前後
KRP-500A50V型67万円前後

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