まだまだ速くなる?! 9.52よりもさらにレベルアップ!
昨今のウェブブラウザーの速度競争はOpera 9.6にも影響を与えているのか。筆者の愛用マシン(ThinkPad X31、Pentium M 1.70GHz、1.5GBメモリー、Windows XP)でJavaScriptの処理能力が上がっているかをテストしてみた。
ベンチマークに使用したのは、おなじみの「SunSpider JavaScript Benchmark」(関連サイト)、「Celtic Kane's JavaScript Benchmark」(関連サイト)と「Quickmode's Benchmark - W3C DOM vs. innerHTML」(関連サイト)の3つ。
まず、SunSpiderとQuickmode's Benchmarkでの結果を見てみると、Opera9.52に比べて着実にスピードアップしているのがわかる。
Celtic Kane's JavaScript benchmarkでは若干スピードを落としている。項目としては「String Function」が若干足を引っ張っている状態で、これはOperaのJavaScriptエンジンとベンチマークテストのJavaScriptの相性のせいかもしれない。
JavaScriptの処理能力は確かに向上しているようだが、Opera Softwareのシニアバイスプレジデントである冨田龍起氏はそれがすべてではないと語る。
レイアウトエンジンの最適化や起動スピードの改善、タブの切り替え速度など使い勝手を含めれば体感で25~50%は早く感じるはずだと述べている。
さらに10年前のパソコンでも快適に動作させられるように、プログラムのサイズもほとんど変えないように設計したという。