国内発売モデルの「Eee PC 901-X」と速攻比較!
既存のEee PCユーザーとして歓迎したいのは、SSDの容量だ。Eee PC 901-Xでは、Cドライブが4GB、Dドライブが8GB、合計12GBのSSDを備えていた。S101のWindows XPモデルでは、Cドライブのみで16GBという構成に変更されているため、起動ディスクにアプリケーションを保存しやすくなった。
説明員によれば、このSSDはMLC方式のものを採用しているという。901-Xでは、Cドライブにデータの読み書きが高速で、書き換え耐性に優れたSLC方式を、Dドライブにより安価で大容量を実現できるMLC方式を採用していた。
起動ディスクがMLC方式になったことで、アクセス速度の低下が懸念されるが、その点はSSDのコントローラーを高速化したことで対応しているという。しばらく触ったぶんには、体感的にもそこまで遅くなったとは感じなかった。
ASUSによれば、この内蔵SSDは16/32/64GBともに、単一のモジュールを利用しているとのこと。また、内蔵SSDは取り外せる仕様で、端子の形状はバッファローが発売しているEee PC 901-X用の増設モジュールと同じだ。ただし、S101の内蔵SSDはユーザー側での交換を想定しておらず、本体カバーを外しての作業となるので、カスタマイズに慣れていない人が モジュールを交換するのは難しい。
初出時、SSDはオンボードと誤って記載しておりました。訂正してお詫び申し上げます(2008年10月8日)