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撮影に便利な小物カタログもつけちゃいました

落札価格が2倍に?! オークション撮影5つの基本

2008年10月07日 09時00分更新

文● 行正和義

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ライティングには昼光色の電球形蛍光灯がオススメ

 ライティングは基本的に上面や側面などから照らして被写体を明るくするもの。側面からの照明の場合は反対側にもレフ板を置いて、陰影が強くなりすぎないことが重要だ。

 もちろん手前(カメラの後ろ)から照らせば影は少なくなるが、その場合は被写体の明るさが均一になってしまい、立体感がやや薄れてしまう。もちろん被写体によって立体感を出す/出さないと演出が異なるため、被写体を見ながら試行錯誤したほうがいい。

 なお、さまざまな撮影ガイドの類では「ホワトバランスに気を付ける」という説明もされているが、最近のデジタルカメラのオートホワイトバランスはかなり進歩しているので、オートで撮ってもそれなりに自然に写るはずだ。

暗いときの撮影や、明るさが足りないときの補助光には昼光色の光源を使う。プロの撮影機材ではハロゲンランプを使うのだが、かなり値段が張るので電球型蛍光灯を使うのがいいだろう。とはいえ家庭用の20~60W相当のものだとやや光量が弱いため、日動のトルネードバルブ(150W相当)をオススメする。部屋の明かりにはかなり明るすぎるが、撮影時にはけっこう重宝し、E26口金なので通常の家庭用スタンドをそのまま利用できる。ちなみに手前は通常の家庭用(13W型)

 微妙に赤みがかるような場合でも、たいていのデジタルカメラに付属するレタッチソフトの「ホワイトバランス調整」でなんとかできる。もっとも前述のように、一方を太陽光、反対側を電灯の光で明るさを補った場合などは補正しようがない。撮影時には光源の色温度を統一しておくよう注意しよう。

外光だけで撮った場合の影はやや気になる(左)。だが、天井のライティング(電球色)を付けるとやや赤っぽくなってしまう(中央)。フォトレタッチソフトでホワイトバランスを補正してみても、太陽光と電球光が混じってしまっているためにカラーバランスがちょっと難しい(右)

 リビングなどでは色温度の低い寒色(電球色)蛍光灯が一般的だが、日光との共用を考えると太陽光と同じ昼光色を使いたい。電球型蛍光灯の昼光色タイプも一般化してきたこともあって、スタンドなどの電球型蛍光灯を昼光色に換えておくとよいだろう。

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