シンタックスジャパン、ExpressCard/34対応のMADIインターフェース「HDSPe MADIface」を発表
RMEが放つ世界初のノート向けMADI IF
2008年09月29日 22時33分更新
(株)シンタックスジャパンは19日、独アール・エム・イー(RME)社の多チャンネルオーディオ伝送システム「MADI」のノートパソコン用インターフェースとして、ExpressCard/34スロットに対応した「HDSPe MADIface」を10月15日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。
「MADI」(Multichannel Audio Digital Interface)は、96kHzのデジタルオーディオ32チャンネルまたは48kHzのデジタルオーディオ64チャンネルを、光ファイバーケーブル1本で最大2kmまで長距離伝送できる業務向けのオーディオ規格。現在スタジオなどで広く普及している「AES/EBU」の次世代規格として、英国のエー・エム・エス・ニーブ(AMS Neve)社、英ソリッド・ステート・ロジック(Solid State Logic社)社、ソニー(株)、三菱電機(株)の4社と、米国のオーディオ技術の国際標準化機構「Audio Engineering Society」で定義された。
「HDSPe MADIface」は、ノートパソコン接続用のExpressCardとブレイクアウトボックスで構成されるMADIインターフェース。オーディオ出力はMADI専用のオプティカル×1とコアキシャル×1、入力もオプティカル×1とコアキシャル×1を備える。各チャンネルのルーティングやミキシングは、付属のデジタルミキサーソフト「TotalMix」で設定する。
対応システムは、Mac OS X 10.4.8以降、Windows 2000 SP4/XP SP1(64ビットエディション含む)/Vista。