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Adobe CS4が米国で登場! Web制作者の必見機能はこれだ!

2008年09月25日 01時05分更新

文●小橋川誠己/ASCII.jp

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 「Dreamweaver」「Fireworks」「Flash」「Photoshop」「Illustrator」……Web制作者におなじみの定番ツールの最新版が、もうすぐ日本でも使えるようになりそうだ。9月23日、米アドビ システムズが「Adobe Creative Suite 4」(CS4)を10月から米国で出荷すると発表したのだ(発表資料)。

 DTP/Web系製品とビデオ系の製品とに分けて順次リリースされた前バージョンの「CS3」に対して、CS4は全13製品が一斉にリリースされる。発表資料に綴られた膨大な新機能をすべて把握するのは容易ではないが、Web制作に関する部分に絞って目を通してみると、作業を大幅にラクにしてくれそうな新機能の姿が読み取れる。

CS4

米国で発表された「Adobe Creative Suite 4」(米アドビ システムズのWebサイトより)

 たとえばオーサリングツール「Dreamweaver CS4」(DW)には「Code Navigator」と「Live View」という新機能がある。Code Navigatorは、デザインビュー部分で選択した部分のCSSをすぐに確認できる機能。HTMLとCSSを見比べながら該当部分を探す作業から開放してくれる、ありがたい機能だ。

 もう1つのLive Viewは、オープンソースのレンダリングエンジン「WebKit」を使い、DW内で実際のWebブラウザーと同等のプレビューを実現する機能。従来のデザインビューによるプレビューでは確認できなかった、JavaScriptやFlashの動きもLive Viewがあればすぐにチェックできるようになる。

 DWと合わせて、マクロメディア時代からの愛用者も多いであろうグラフィックツール「Fireworks」(FW)もさらに便利になった。一例が、CSSファイルの書き出し機能だ。FireworksはWebサイトのプロトタイプ作成から画像の切り出しに使われる。CSSファイルを直接、FWから書き出せるようになれば、その後のコーディング作業はかなり楽になるだろう。

 もちろん、FlashやPhotoshop、Illustratorもさまざまな新機能が追加されている。また、細かい点だが、一部に残っていた旧マクロメディアのユーザーインターフェイスが完全にアドビ仕様に統一されたのも、複数の製品を組み合わせて使うユーザーにはありがたいはずだ。

 CS4の日本語版の発売日は現在のところ明らかにされていないが、発表され次第、ASCII.jpでは画面写真を交えたより詳細な記事をお届けする予定だ。製品版リリースがどうしても待てない! という方には、DWとFWのみ、本家米国の「Adobe Labs」でパブリックベータ版が公開されている(CS3の登録ユーザーのみ利用可能)。

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