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新モデルでDIGAはどう変わった!?

新DIGA「DMR-BW830」のGUIと画質をチェック!

2008年09月26日 11時00分更新

文● 折原一也

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Wオートチャプター対応で編集目的でも実用範囲に

 番組の編集と保存も改良された。特に、編集にこだわるユーザーには待望の「Wオートチャプター」を搭載している。

 オートチャプターとは、録画の際に番組の内容を解析して自動的にチャプターを設定してくれる機能のこと。CMを飛ばす際の頭出しをしやすくしてくれる。

BW830で録画した番組はチャプターが自動設定される

BW830で録画した番組は、録画した時点でCM前後などにチャプターが自動設定される

CMカットはCMのチャプターを選ぶだけでOK

CMカットはCMのチャプターを選ぶだけでOK。なお、チャプターはCM前後と若干のズレがあるので、再生スタートを待って内容を確認すべき

 ソニー、東芝のレコーダーと比較すると、オートチャプター機能の搭載でDIGAは大幅に遅れをとった。しかしBW830の「Wオートチャプター」は、2番組同時録画でも有効という強みがある。若干の検出のズレ(おそらくは映像の内部的な区切りによるもの)はあるものの、編集の補助や再生時のCMスキップとしても活躍してくれるはずだ。

 今回は旧機種との比較を軸として、BW830の基本機能と画面を中心にレビューしてみた。「フリーワード検索」「Wオートチャプター」の搭載で、BW800にあった不満点はすべて解消された。完全に初心者向きに割り切っていた旧機種から、再び本当の使いやすさに目を向け始めた感もある。少なくとも筆者の視点では、BW830は「DIGAは録画・編集機能がないから論外」という扱いを避けられるレベルに達したように思えた。となれば、AVCの画質に定評のあるBW830は魅力的な選択になる。

 最後になるが、BW830は映像配信サービス「アクトビラ ビデオ」にも対応している。DLNA対応や「デジカメ写真共有」機能による写真のネット対応、さらにUSB端子を搭載して、AVCHD対応ビデオカメラのムービー保存も容易になるなど、BW830はさまざまな方向で進化している。レコーダー全体の進歩を見渡す際には、目的別に周辺機器との連携も含めて比較検討してみても面白いだろう。

パナソニック DMR-BW830
HDD容量 500GB
ハイビジョン最長録画時間 約252時間(HLモード、約4.3Mbps)
チューナー デジタル×2、アナログ×1
ハイビジョン記録可能光ディスク BD-R/-RE、DVD-RAM/-RW/-R/-R DL
便利機能 BD-Live対応、アクトビラ ビデオ、新番組自動録画
サイズ/重量 幅430×奥行き324×高さ59mm/約4.2kg

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