SNSで借り手のパーソナリティーをアピール
では、MANEOになぜSNS機能が必要なのか?
先ほどのデジカメは30万円だったが、実際はもう少し高額の貸し借りを妹尾氏は期待している。
「約80万円を10人程度で貸し出すのが一般的なケースではないかと考えています。アメリカのソーシャルレンディングでは、1ユーザーが2万5000ドルを100人以上から借りるといった高額のやり取りがザラにあります」(妹尾氏)
MANEOではユーザーが実名や住所などの個人情報を公開することはない。したがって、SNSは借り手にとってのアピールの場であり、貸し手にとって人物判定の場として必要なのだ。
「私たちはマイカーローンやウェディングローンなど人生の節目におけるまとまったお金をやり取りする場にしていきたいと思っています。例えば、新しい家族が生まれたのでツーシーターからフォーシーターの車に買い替えたい若い夫婦がいるとします。それを見て、自分たちも若い頃にそういう経験したと共感するシニアの貸し手が登場するといった事例が出てくればいいですね」(妹尾氏)