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Window/Macから遅れること3カ月

Adobe AIR、Linuxでも日本語完全サポートへ

2008年09月19日 16時00分更新

小橋川誠己/ASCII.jp

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 「持ち前のWeb制作の技術さえあれば、マルチプラットフォームのデスクトップアプリが簡単に作れる」。そんな触れ込みの「Adobe AIR」がついにデスクトップLinux環境でも本格的に使えるようになった。9月15日、Linux対応の「Adobe AIR for Linux Beta」がリリースされたのだ(ダウンロードは米アドビ システムズの「Adobe Labs」から)。

Adobe AIR
Adobe AIR Linuxが公開されたAdobe LabsのWebサイト

 アドビがいま、もっとも力を入れているRIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)技術であるAIRの特徴の1つが、マルチプラットフォーム対応だ。6月に登場した初の日本語完全対応バージョン「Adobe AIR 1.1」でもWindows版/Mac OS版が同時にリリースされ、アプリを1つ作るだけでWindowsでもMacでもまったく同じように動くことが売りになっている。

 ところが、Linux版だけは3月末に登場した「アルファ版」のまま。WindowsやMac OS版に比べて機能面で劣っていた上に、日本語に完全対応していなかった。

 今回のベータ版では、日本語を含む11言語をサポート。基本機能はWindows/Mac OS版のAIR 1.1とほぼ同じだが、(1)DRM機能を搭載していない、(2)Flashを使ったバッジインストール(WebブラウザーからシームレスにAIRアプリをインストールする機能)に対応していない――といった異なる点もある。ただし、公式ブログ上では「正式版までに実装する」(DRM)、「Flash Player 10のリリース後に対応予定」(バッジインストール)と説明しているので、そう遠くないうちに機能面でも他のプラットフォームに追いつきそうだ。

 AIRアプリの開発に携わる人は「日本語に完全対応したAIR 1.1が出たことでユーザーにAIRアプリを使ってもらいやすくなった」と口をそろえる。とすれば今回のLinux版の日本語サポートも、AIRの普及という面では朗報だろう。AIR for Linux Betaの対応OSは、Fedora 8/openSUSE 10.3と、特に昨年あたりから人気が高まっているUbuntu 7.10だ。AIRアプリの開発に興味を持っている人がスタートラインに立つには、ちょうどよいタイミングなのかもしれない。

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