Googleが女子高校の敷地内に侵入か?――8月のサービス開始以降、各地でさまざまな反響を呼んでいる「Googleマップ ストリートビュー」に、神奈川県内の私立女子高校の敷地内で撮影された可能性のある画像が掲載されていることが分かった。
この問題を指摘したのは、情報セキュリティの専門家でブロガーとして知られる高木浩光氏。高木氏は企業サイトのセキュリティ問題などをブログで発信しており、Googleストリートビューについては「グーグル株式会社の3つの虚偽(まとめ)」などでプライバシー保護の観点から問題提起していた。
編集部でもストリートビューの該当画像を確認したところ、指摘されている通り、学園の敷地の境界線を示す門の内側で撮影されているように見えた(12日14時現在)。問題になっているエリア付近をスクロールさせてみると、撮影地点を示す地図上の表と、実際の画像の位置がずれてしまっているようだ。
ストリートビューの撮影車両が許可なく学園の敷地内に立ち入ったのかどうか、撮影作業上の誤りなのか、真偽のほどは分からないが、ストリートビューをめぐってはプライバシーや防犯上の理由からグーグルの姿勢を疑問視する声も上がっているだけに(関連記事)、波紋を広げそうだ。