手首の向きは、むしろ自然で疲れにくい!?
実際に使ってみると、最初はポインティングに少々慣れが必要だが、すぐに普段のマウスと同様に使えるようになった。何よりゲーム時以外でもマウスとして「普通に使う」ことができたのが驚きだった。ゲームでも普段のウェブブラウジングなどでもデバイスを持ち換える(USB端子に差し替える)手間なしにスムーズに移行できるのはかなり快適だ。ポインターを大きく動かす場面ではdpiを下げ、精密なポインティングが必要なフォトレタッチなどではdpiを上げるのも瞬時に切り替えられるので、ゲーム/アプリ操作の両面で便利に使える。
いわゆる普通のマウスと違うのは高さとホールドスタイルだけだ。PCの前に本機が鎮座しているのはちょっと変に見える(よほどのゲーム好きに見られる)かもしれないが、普段から使い慣れていてこそ自分の手の延長としてゲームの中でもキビキビと使いこなせるはず。PC動作時間≒FPSゲームという人も、そうでない人も使ってみる価値は高い。
FPSGUNの主なスペック | |
---|---|
品番 | 400-MA008ガンシューティングマウス |
解像度 | 400~2000dpi |
インターフェース | USB |
サイズ | 幅75×奥行き169×高さ85mm |
重量 | 181g |
対応OS | Windows Vista/XP/2000 |
立体音響の世界をぐんと手軽に 「ZM-RS6F USB」
ゲームでは画面(3Dグラフィックス)だけでなく、音響効果にこだわるプレイヤーも多い。FPSGUNと同じZALMAN製の5.1ch対応ヘッドホン「ZM-RS6F USB」(品番:400-HS007)を試してみてはいかがだろうか。PCとの接続はUSBケーブル1本のみで、ケーブルの途中にはボリュームコントローラーが用意されている。密閉型イヤーカップの前後に張り出したバルジにミニスピーカーが左右3つずつ、計6個が内蔵された構造で、ヘッドホン自体はやや大ぶりではあるもの装着していて気になるほどの重さや大きさではなく、イヤーカップラバーの耳へのフィット感も高い。
使い方も簡単で、付属CD-ROMからインストールするソフトウェアDSPの専用コントロールパネルで、5.1chそれぞれの音量と位置をマニュアル指定し、右回転/左回転なども細かく設定できる。画面上でスピーカーをクリックすれば「ライト」「センター」「ライトバック」などとスピーカー名を読み上げてくれるので、音場を聴きながら確認可能だ。また、ミニゲームのようなツールが付属しており、たとえサラウンド対応コンテンツを持っていなくても5.1chならではの360度音響空間をすぐに体感できる。
実際に5.1ch対応の映画のDVDソフトを視聴してみたが、確かに立体音像を感じられる。さすがにスピーカーを実際に配置した場合に比べると奥行き感には物足りなさは否めない。とはいえ、5.1chスピーカーシステムを揃えようとすると、価格もさることながら設置位置や音漏れ(集合住宅なら隣家との壁の厚さ)も気にしなければならない。本機のようなサラウンド対応ヘッドホンでも数万円クラスがほとんどというなかで、1万円を切る低価格で5.1chサラウンド環境を得られるのは手軽でうれしい。FPSゲームを楽しむ人にはもちろん、映画などのDVDソフトなどで5.1chサラウンドコンテンツはごく身近にある。デスクトップやノートPCでそんなサラウンドの世界を楽しみたい向きには、入門機として極めて手頃な製品と言えるだろう。
ZALMAN 5.1chサラウンドヘッドホンUSBの主なスペック | |
---|---|
品番 | 400-HS007 |
周波数特性 | 50Hz~20kHz |
音圧レベル | 1kHzで89dB±3dB |
インピーダンス | 1kHzで161kHzで16 Ohm 1kHzで32 Ohm(中央スピーカー) |
インターフェース | USB |
サイズ | 幅340×奥行き91×高さ180mm |
重量 | 386.6g |
対応OS | Windows Vista/XP |