ガラス管スピーカーのニューバージョンも
スピーカーでもいくつかユニークな参考展示が見られた。シートにスピーカーが組み込まれたバーチャルサラウンドシステムは、リア2つのスピーカーで前方からの音を仮想的に再現し、サラウンド化する。通常は前方のスピーカーで後方からの音を再現するので逆転の発想だ。
耳の近くにスピーカーを配置することで音が小さくて済み、出力も1W程度で足りる。マンションなどの集合住宅でも心置きなくサラウンドを堪能できるという。
また、ガラスの筒を振動させて音を鳴らす「Sountina」(関連記事)と同じ原理を採用しながら、筒の長さを短くしたスピーカーも展示されていた。
ガラス管の構造を改良することで、Sountinaのガラス管の長さと同等の音の伝送路を確保。同様の広がりを表現できるという。