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「全部入り」に死角はないのか!?

5万円台のA3複合機 ブラザー「MFC-6490CN」を試す

2008年09月09日 14時00分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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無線LAN経由でA3スキャン!


 多機能なMFC-6490CNのうち、今回は本製品の醍醐味であるA3スキャンを無線LAN経由で試してみることにした。仕事場では、必ずしもパソコンのそばに複合機が設置できるとは限らない。特にノートパソコンでは、本体につなぐケーブルは少しでも減らしたいところ。そこで無線LANを使い、少しでも仕事場の見た目をすっきりさせるというのがもくろみだ。

 結論から言えば、セットアップからA3のスキャンまで、大きなトラブルなしに行なえた。

 無線のセットアップは、MFC-6490CN→パソコンという順番で設定していく。複合機にアクセスポイントのパスワードなどを入力して接続を確立。ドライバーとソフトをパソコンにインストールする際、ウィザード画面で「無線LAN接続」を選んで、検出された複合機を指定すればいい。

 取り込みには付属ソフトのControlCenterを使う。MFC-6490CNの電源をオンにして原稿をセットし、ControlCenterでスキャンを指示するという手順だ。複合機のボタンは特に使わない。この辺、使い勝手は有線接続と変わらない。

取り込み

Windows VistaでControlCenterを起動したところ。スキャンに使う「スキャン」タブには、「イメージ」「OCR」「Eメール」「ファイル」というボタンがある。これらのボタンにはあらかじめ設定と操作が割り当ててあり、ボタンをクリックするだけでいきなり取り込みが始まる

プレビューをオン

スキャン前にプレビューを行ないたいときは、上図の画面上部にある「設定」ボタンを押し、「スキャン」タブのボタン名を選択。現れたこの画面で「プレビューを行う」にチェックを入れておけばいい

プレスキャン

プレビュー画面でプレスキャンを実行したところ。原稿サイズや解像度、色数などを変えて、実スキャンを行なえる

Presto! PageManager

Windowsでは、画像管理ソフトの「Presto! PageManager」でスキャンしたデータをまとめておける

OCR

Presto! PageManagerにはOCR機能も用意されているが、2、3度試した限りではやや精度が低かった

 ちなみにA3カラーのスキャン時間は以下の通り。「ウェブ素材」や「モノクロ文書」なら20秒程度なので、サッと取り込める印象だ。

ControlCenter

ControlCenterのプレビュー画面にあるプリセットを使い、A3原稿を取り込んだ速度。「モノクロ文書」は100×100dpiの白黒、「ウェブ素材」は200×200dpiの1674万色カラー、「カラー写真」は300×300dpiの1674万色カラーという設定だ。テストはMacBook Pro(Core 2 Duo-2.5GHz)にインストールしたWinows Vista上で行なっている

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