ソニーの携帯オーディオプレーヤー「ウォークマン」シリーズの新製品として、豊富なカラーバリエーションと薄型ボディーを備えた「ウォークマン S」2モデル8機種が発表された。価格は全機種オープンプライス。
上位モデル「NW-S730F」シリーズはノイズキャンセル機能を内蔵、下位モデル「NW-S630F」シリーズはノイズキャンセルなしといった違いがあるが、それ以外の基本機能や、内蔵メモリーのバリエーションは同等である。両モデルともに4色のカラーバリエーションがラインアップされている。
新製品は「ウォークマン史上最薄」という、厚さ7.5mmの薄型ボディーを特徴とする。液晶ディスプレーは2.0インチ(240×320ドット)サイズで、前機種(S710、S610)の1.8インチよりやや大きくなった。
内蔵メモリーは4GB、8GB、16GBの3種類。予想実売価格は以下のとおり。また、直販サイト「ソニースタイル」限定モデルとして、S730の「テクスチャードシルバー」カラーのモデルも発売される(予想実売価格は3万円前後)。
- NW-S730Fシリーズ
- NW-S736F(4GB):1万7000円前後
- NW-S738F(8GB):2万1000円前後
- NW-S739F(16GB):2万7000円前後
- NW-S630Fシリーズ
- NW-S636F(4GB):1万4000円前後
- NW-S638F(8GB):1万8000円前後
- NW-S639F(16GB):2万4000円前後
音楽再生、ビデオ(H.264/WMVなど)再生、静止画表示といった基本機能は従来どおりだが、音楽再生機能には新たに、「おまかせチャンネル」という自動選曲機能が加わった。ユーザーが「昼のおすすめ」「リラックス」「エクストリーム」といった11種類のチャンネルからひとつを選ぶと、収録曲の中からそのチャンネルに自動分類された曲を再生するという機能だ。気分や雰囲気にあった曲を、自動で選べるようになっている。ちなみに、同社のパソコンVAIOシリーズにも、同様のソフトウェアが付属している。
そのほかにも、従来は操作メニューの下層にしかなかったポッドキャストを、ホームメニューに直接配置して、選択しやすくするといった改良も行なわれている。
またS600シリーズには、本体のデザインやカラーリングに合わせた、充電器兼用の「ドックスピーカー」とセットになったモデルもラインアップされている(メモリーは4GBまたは8GB)。「家庭ではスピーカーを使って携帯オーディオプレーヤー内の音楽を聴きたい」というニーズに応えた製品だ。予想実売価格は、4GBモデルのNW-S636FKが1万8000円前後,8GBモデルのNW-S638FKが2万2000円前後。
なお、ドックスピーカーは単体でも販売される(予想実売価格は5980円前後)。