ブラザー工業、A3カラー複合機「MFC-5890CN」など「JUSTIO」「MyMio」シリーズ10製品を発表
シリーズ一新! 時代はA3カラー複合機へ
2008年09月02日 10時00分更新
ブラザー工業(株)は2日、家庭向けインクジェット複合機「MyMio」シリーズの8製品と、SOHO向けインクジェット複合機「JUSTIO」シリーズの2製品の計10製品を9月下旬より順次発売すると発表した。価格はすべてオープンプライス。
用途に合わせた8機種の「MyMio」
「MyMio」の8機種の内訳は、電話／ファクス／プリンター／コピー／スキャナー／ダイレクトプリント機能を備える「MFC-930CDN」「MFC-930CDWN」の2機種、電話機能を省いた「MFC-670CD」「MFC-670CDW」「MFC-490CN」の3機種、さらにファクス機能を省いた「DCP-535CN」「DCP-385C」「DCP-165C」の3機種だ。
「MyMio」シリーズすべてに共通する特徴は、新プリントエンジンの搭載により4色インクながら6色インクレベル並みに拡大した色表現領域、写真画質の向上、黒インクのにじみ改善──など。また、カラーインクが切れた際にモノクロ印刷で代用する「クロだけ印刷」も新搭載した。スキャナーの光学解像度はすべての機種で2400×1200dpi。USB 2.0（Hi-Speed）インターフェースを備える。なお、ADF機構搭載モデルは最大15枚の連続読み込みに対応する。対応システムはMac OS X 10.2.4以上、Windows 2000／XP（64ビット版含む）／Vista。
| NFC-930CDN／CDNW | MFC-670CD／CDW | MFC-490CN | |
|---|---|---|---|
| ファクス | ○ | ○ | ○ |
| 液晶モニター | タッチパネル対応4.2インチカラー | 3.3インチカラー | |
| LAN | 有線／無線 | — | 有線／無線 |
| ADF | 最大15枚 | — | 最大15枚 |
| 電話機能 | 子機1台／2台 | 子機1台／2台 | 外付け対応 |
| DCP-535CN | DCP-385C | DCP-165C | |
|---|---|---|---|
| ファクス | — | — | — |
| 液晶モニター | 3.3インチカラー | 16文字×1行モノクロ | |
| LAN | 有線／無線 | — | — |
| ADF | 最大15枚 | — | — |
| 電話機能 | — | — | — |
最上位の「MFC-930CDN」は、ADF機構、デジタル子機付き電話機能、タッチパネル対応の4.2インチ液晶モニター、IEEE 802.11b／g対応無線LANと100Base-TX対応有線LAN、携帯電話から写真を印刷できる赤外線通信機能—などを搭載。印刷速度はカラーが27枚/分でモノクロが33枚/分。Macからのファクス送信も可能だ。「MFC-930CDWN」は子機が2台付属するモデル。
「MFC-670CD」「MFC-670CDW」は、ADF機構、無線／有線LAN、赤外線通信機能、を省いたモデルだ。
「MFC-930CDN」と「MFC-930CDWN」の発売日は10月下旬。実売価格は順に4万円前後、4万8000円前後
「MFC-670CD」と「MFC-670CDW」の発売日は10月下旬。実売価格は順に3万円前後、3万8000円前後
「MFC-490CN」の発売日は10月初旬。実売価格は2万5000円前後
「MFC-490CN」は、ADF機構、3.3インチ液晶モニター、IEEE 802.11b／g対応無線LANと100Base-TX対応有線LAN——などを搭載。電話機を別途接続すればファクスと併用して使い分けられる。
「DCP-535CN」は、ADF機構、3.3インチ液晶モニター、IEEE 802.11b／g対応無線LANと100Base-TX対応有線LAN——などを搭載。印刷速度はカラーが27枚/分でモノクロが33枚/分。
「DCP-535CN」の発売日は11月中旬。実売価格は1万8000円前後
「DCP-385C」の発売日は10月初旬。実売価格は1万4000円前後
「DCP-165C」の発売日は10月初旬。実売価格は1万2000円前後
「DCP-385C」と「DCP-165C」は、機能を絞り込んだ低価格普及モデル。印刷速度はカラーが25枚/分でモノクロが30枚/分。「DCP-385C」はモニターが3.3インチ液晶パネルで、「DCP-165C」は16文字×1行表示のモノクロ液晶パネルを備えている。
SOHOに最適な世界最小A3複合機
「MFC-6490CN」はプリント／ファクス（カラーはA4サイズまで）／コピー／スキャンがA3に対応するインクジェット複合機。本体サイズは幅54.0×奥行き48.8×高さ32.3mmで、A3カラー複合機で世界最小サイズを実現したという。3.3インチ液晶モニター、最大50枚の連続読み込みに対応するADF、IEEE 802.11b／g対応無線LANと100Base-TX対応有線LAN、最大400枚の給紙機構（上段トレイ150枚／下段トレイ250枚）——などを搭載。印刷速度はカラーが28枚/分でモノクロが35枚/分。印刷中にカラーインクが切れた場合に黒インクだとりあえず印刷する機能や、Macからのファクスの送信機能も備える。対応システムはMac OS X 10.2.4以上、Windows 2000／XP（64ビット版含む）／Vista。
「MFC-6490CN」の発売日は9月下旬。実売価格は5万5000円前後
「MFC-5890CN」の発売日は10月下旬。実売価格は4万円前後
「MFC-5890CN」はプリント機能がA3に対応するA4複合機。A3のモノクロファクス受信が可能（カラーファクス受信はA4まで）で、A4をスキャンしてA3に拡大コピーできる。無線LAN機能を搭載しない以外は、印刷速度や対応システムなど、主な仕様は「MFC-6490CN」と同等だ。
