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デルのミニPC「Studio Hybrid」でBD再生してみたよ (2/2)

2008年09月03日 18時42分更新

文● 盛田 諒/トレンド編集部

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見た目はコンパクトなゲームマシン。テレビのヨコにあっても違和感ナシ

 ところで、いわゆる「BDプレーヤー」と言われると、黒くて四角い武骨なデザインを思い浮かべる。たしかに「デカいッ! 重いッ! だが多機能ッ! この“機械”感がイイのだ、そそるのだッ!」という男の気魄に心惹かれることもある。

 けど、筆者のような月6万円の賃貸ワンルーム8畳間に住む20代男子にとって重要なのは「標準的な機能があればよく、場所をとらずに、なるべく生活に溶け込んでほしい」ということだ。悲しいけどこれって現実なのである。その点で、重量は小玉スイカと同じくらいの約1.8kg、本体サイズは幅78×奥行211×高さ216mmと小社発行のコミック月刊誌より小さいくらいコンパクトなのはとても嬉しい。

製品本体は片手で持てるくらいコンパクト、これならどこにでも設置できる。無線LAN機能は802.11nに対応しており、前述のようにマウスとキーボードをワイヤレスにしてしまえば、わずらわしいケーブルは電源とHDMIの2つだけにすることも

AVラックに置くとそのコンパクトさ、カジュアルさがよく分かる。部屋を暗くすると冒頭の写真のようにLEDランプのギミックが白々と光り輝く。都内でほそぼそ1人暮らしをつづける20代男子のさみしい心をくすぐる

 カバーが取り換えられたり、ロゴのLEDランプが光るギミックも楽しく、冗談抜きに新しいインテリアとしてなじんでくれる。これまでも“カジュアルパソコン”という発想はあったけど、「見た目はカワイイけど、内側もそれなりにシッカリしてる」という理想の花嫁みたいなモデルにはなかなかお目にかかれなかった。機能を欲張ればそれだけ値段は上がるけど、久しぶりに「これイイじゃん!」という一台に出会えた印象だ。


結局BDプレーヤーとしては合格?

 後半にちょっと脱線したけど、そんなわけで「BDプレーヤーとして使えるか?!」の結論としては◎。見た目はこれだけカジュアルながらも「BD再生して騒音がうるさかったらイヤだな……」なんて心配は無用、しっかりBDプレーヤーとして動作してくれる。もちろんCPUやメモリー、HDD容量などはCTOで変更できるので、詳しいところは自分好みにカスタマイズしてみてほしい。

Studio Hybrid仕様
製品種別 店頭モデル 直販モデル
CPU Core 2 Duo T8100(2.10GHz) Core 2 Duo T9300(2.50GHz)/
Core 2 Duo T7250(2GHz)/
Celeron 550(2GHz)
メモリー 標準1GB(最大2GB) 標準1GB(最大4GB)
光学ドライブ DVDスーパーマルチ BDコンボ/DVDスーパーマルチ
HDD 160GB/250GB
OS Windows Vista Home Premium SP1
本体サイズ 幅78×奥行211×高さ216mm
重量 約1.8kg

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