作りの甘さが……
続いて革ケース系の(株)レイアウトの「タッチペン付きタイプ」(RT-P1LC2/B)と、フラップで液晶面を保護するブライトンネット(株)の「Leather Case iPhone 3G」(BI-IP3CASEFL/BR)を購入した。
iPhoneのソフトキーボードは、指が太い人や爪が長い人にとって押しにくいことがある。レイアウトのケースは、付属のタッチペンでそうした問題を解決しようとしている。
しかし、筆者が購入した商品では作りの甘さが目立っていた。ペンを革製のホルダーから抜き差しするたびにペン先のゴムがホルダーの内部を削ってしまう。この状態で画面にペン先を当てると、革の微粉末をiPhoneの液晶表面にまき散らしてしまうのだ。今は修正されているのかもしれないが、出荷前にもう少しきちんとテストをしてほしいと感じた。
ブライトンネットの商品は価格的には廉価な部類に入るが、iPhoneのホールドも安定しており、価格性能比と共に満足度はかなり高いだろう。
最後のお店では、同じブライトンネットが扱うツートーンカラーが特徴の「Rubber Coating Case for iPhone 3G」と、マックパーフェクトが輸入販売する「Capsule Rebel」を購入した。どちらもケースにカラーバリエーションを望む人には向いている。特に後者の「Capsule Rebel」はカラーコンビネーションが豊富で、iPhoneに装着した時のフィット感も抜群だ。
シリコン系の内側のジャケットと骨のように見えるプラスチック製プロテクターとのコンビネーションは、ビジュアル的にも秀逸だ。色違いの「Capsule Rebel」を購入して、既存のラインアップにはない自分だけのコンビネーションを作ることもできるだろう。
結局、2万円弱を投資して、1日で6個のケースを手に入れた。すべてを1週間の間、毎日着替えて吟味した結果、筆者が今後も使って行こうと思ったのはLeather Case iPhone 3GとCasule Rebelの2点だ。
個人的には、iPhoneにスタイラスは必要ないと感じた。10万円の衝動買いに満足するときもあるが、3980円の衝動買いに後悔が付きまとうときもある。だから衝動買いは辞められない。さて読者諸兄のご判断はいかがだろう?
今回の衝動買い
・Wave Case iPhone 3G(2980円)
・GRIFFIN FlexGrip for iPhone 3G(1980円)
・ray-out RT-P1LC2/B(3980円)
・Leather Case iPhone 3G(2980円)
・Rubber Coating Case for iPhone 3G(2380円)
・Capsule Rebel(3480円)
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。現在、月刊アスキーにて「T教授のGK指数でモテろ!」を連載中。
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