4倍速駆動でより滑らかな映像を
最後に紹介するのは、液晶の倍速駆動ならぬ「4倍速駆動」を実現したKDL-46W1(予想実売価格40万円前後)とKDL-40W1(同29万円前後)だ。
通常の映像は毎秒60コマだが、中間画像を生成することで毎秒120コマで表示するのが倍速駆動技術「Motionflow(120Hz)」。動きの速いシーンなどで、通常の60コマよりも滑らかな映像を表示できる。
今回の新機種では中間画像を3枚生成することで倍速駆動の倍、つまり毎秒240コマを実現する「Motionflow(240Hz)」技術を搭載。さらに滑らかな映像を表示できるという。
フォトモードもパワーアップ
全体的な特徴としては、デジカメの写真をテレビで美しく表示するための画質モード「フォト」が進化した(関連記事)。
5500Kの色温度に対応した「フォトオリジナル」モードが新たに追加されたほか、写真データにGPSの位置情報が埋め込まれていれば、ウェブから地図情報を取得し、子画面で撮影場所を表示する機能も加わっている。
高画質をとるか、薄さを選ぶか
機能的に飛び抜けた製品ばかりが揃ったブラビアの秋冬モデルはどれを見ても「凄い!」のひとこと。
ただ、比較的コストパフォーマンスが高い37インチクラスの製品がないこともあり、全体的に価格はやや高めだ。
そして日立、シャープに続きソニーも極薄テレビを投入したことで、残るパナソニックや東芝の動向も気になる。
いずれにしても、秋ごろ投入の薄型テレビは「高画質」と「薄さ」がキーポイントになりそうだ。