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なんと薄さ1cm――秋のブラビア3つの世界一

2008年08月28日 13時00分更新

文● 橋本 優/トレンド編集部

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発表会の様子

発表会の様子

 北京五輪も終わり、薄型テレビ商戦も一息つくかと思いきや、ソニーからとんでもない新機種が登場した。

 10月上旬から投入する薄型テレビ「ブラビア」(BRAVIA)は、「高画質」「超薄型」「倍速技術」において液晶テレビの「世界一」を目指した力作だ。



LEDバックライト制御でコントラスト比アップ

ブラビア XR1シリーズ

ブラビア XR1シリーズ

 まず、高画質を極めたのが「KDL-55/46XR1」と「KDL-52/46/40X1」である。

 KDL-55XR1(予想実売価格75万円前後)とKDL-46XR1(同60万円前後)はバックライトにRGB3色のLEDを採用し、その点灯を部分的に制御する駆動技術を投入。黒い部分は光らせないという究極のバックライト制御により「真の黒」を表現できるという。

 この結果、ダイナミックコントラスト100万:1という高コントラスト表示が可能となった。



黒挿入の弱点を克服

 画質処理エンジンには新しい「ブラビアエンジン 2 PRO」を搭載する。

 コマとコマの間に黒の画面を挿入し、残像感や輪郭のぼやけを低減する「黒挿入」が一部の薄型テレビで導入されているが、その弱点としてちらつきの発生や輝度の低下などの問題がある。

 ブラビアエンジン 2 PROの動画処理技術「Motionflow Pro」では、全体が真っ黒の画面を挿入するのではなく、各コマに部分的に黒を挿入する。これによりちらつきや輝度低下を防止し、鮮やかな映像で視聴できるという。

 さらにブラビアエンジン 2 PROは、自然な立体感や毛並みなどの精細感を向上させ、複雑な(情報量の多い)シーンでのちらつき(ノイズ)を低減させる。

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