大いに盛り上がったライトニングトーク
Smith氏の講演の後はお昼休みを挟み、2つのセッションが続いた。1つ目は、MT関連の書籍を執筆しているフリーライターの藤本 壱(はじめ)氏によるセミナーで、プラグイン開発によるMTタグの拡張方法を解説した。続く、アドビ システムズ クリエイティブソリューション部Webグループ フィールドマーケティングマネージャー 西村真里子氏のセッションでは、現在ベータ版が公開されている「Dreamweaver CS4」の新機能が披露されたほか、MT用の機能拡張が紹介された。
午後のプログラムのメインは、今回のイベントで初めて実施されたライトニングトークだ。会場の参加者が登壇者となり、1人5分の限られた持ち時間の中で思い思いの内容を発表するライトニングトークの参加者は総勢24人。「MTに関することなら何でもOK」ということで、自身が開発したプラグインやテンプレートの紹介、シックス・アパートへの要望など、多岐にわたった。
写真で紹介した以外にも、お笑い芸人の「鉄拳」に倣って「こんなMTはイヤだ」というネタを披露した上西宏幸さん、プロではなく「素人」ならではの立場からMTの活用法を紹介した奥脇知宏さんなど個性豊かな発表が多く、暖かい拍手と笑い声が絶えないライトニングトークとなった。
こうしてすべてのプログラムを終えた、第2回Movable Type Developer Conference。イベントを通じて感じたのは、終始会場に漂っていた「とにかくMTが好き」という参加者の熱気だった。「MTは今も熱く、盛り上がっている」――会場にいた筆者の目にはそう映った。