船田戦闘機メモ 1000円と1時間で作るミキサー
オーディオミキサーとは本来どういう回路なのか、実はよく知らないのである。ざっとググッてみると、どうやらOPアンプの加算回路でいいらしい。それなら作れそうだと思って、書いたのがこの回路図(PDFファイル)。片チャネルだけ記述してあるので、実際はこれを2つ作ることになる(電源部は共通でOK)。
予算1000円、製作時間1時間を目標としたので、省けそうなところはテッテー的に省いてみました。まず費用と手間の両面で一番大変そうな可変抵抗器(ボリューム)をカット。ヘッドフォン端子につなぐなら、出力する機械で調整できるんじゃね? という四本さんの意見に便乗。この意見がなかったら、作る気にならなかった。
ステレオミニのジャックも省略。そのかわりに、100円ショップで買ってきたケーブルをぶった切って、基板上のピンに直接ハンダ付け。安物の細っこいケーブルはハンダ付けしにくかった。
品目 | 型番 | 数量 | 参考単価 |
---|---|---|---|
OPアンプ | OPA-2134(DIP) | 1 | 280円 |
無極性電解コンデンサー | 10μF | 8 | 25円 |
カーボン抵抗器 | 10kΩ | 10 | 1円 |
20kΩ | 2 | 1円 | |
ユニバーサル基板 | ICB-87 | 1 | 100円 |
ピンヘッダー | L型1列20ピン | 1 | 50円 |
電池ボックス | 単4形2本用 | 2 | 50円 |
ケース | 無印良品ペンケース横型 | 1 | 210円 |
縮れた電線が交差する入力部を見て、「さすがにこれはないよな……」という思いが生じたが、ケーブル込みでこの費用は激安。直付けしてあれば、線だけ家に忘れてきて困ることもない。しかも、コンパクト。使ってみると、これはこれでアリかも、という印象。
そのほかの部品は下の表のとおり。このOPアンプが若干見つけにくいかもしれないが、千石、共立あたりで扱っている。ワタクシはdigikeyで280円で買いました。ケースは無印良品はもちろん、コンビニ(ファミリーマート)で売ってたりもする。電池はエネループじゃなくて、普通のアルカリを使ったほうがいいと思います。
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