基本性能紹介
「FMV-TEO」のコンセプトは大画面テレビとして組み合わせて使える「ホームエンターテイメントPC」だ。第1世代は2007年に登場した。液晶ディスプレーは付属せず、リビングの薄型テレビとHDMI接続するスタイルが主眼だ。今回は6月12日発表の最新機種「TEO/A90D」の実力に迫る。
まずはパソコンとしてのスペックを簡単に説明しておこう。TEO/A90Dは、CPUにAMD Turion X2 RM-2 2GHz、メモリーにDDR2 SDRAM(PC2-5300)2GB、GPUにはATI Radeon HD 3200 +UVDテクノロジを採用。HDDは750GBを搭載している。
テレビ機能に注目すると、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2系統装備。BDドライブ搭載でAV機能も最新鋭のスペックを揃えた。1000BASE-Tのほかに、無線LAN機能(IEEE802.11b/g)も内蔵している。OSはWindows Vista Home Premium with SP1だ。
今回はデジタル放送を録画して楽しむBDレコーダーとしての側面にクローズアップした。専用機と比べるのはややムチャな要請ではあるが、あくまでAV家電として機能や操作性はどうなのか試してみよう。
