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ディスプレーを自由自在に動かす素敵アイテム

液晶あるのにモニタアームがないなんてもったいない!

2008年08月18日 16時30分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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 つづいて水平型の2製品を紹介する。


Neo-Flex LCDアーム エルゴトロン

Neo-Flex LCDアーム

Neo-Flex LCDアーム

 米エルゴトロン社の水平式モニターアーム「Neo-Flex LCDアーム」。日本ではシネックス(株)などが販売代理店となっている。

 第1の特徴は曲線的なアームを多用した独特のデザイン。いかにもゴツイ工業製品然としたモニターアームの中にあっては、緩やかにカーブを描いたアームで構成される本製品は、異彩を放っている。

 水平型でありながら、垂直型の可動部を併せ持ち、非常に自由度の高いディスプレー配置が可能な点も特徴だ。アームの中間部(人間の腕で言えば肘に当たる)に上下方向の可動部があり、中間部のボタンを押しながら動かすと、中間部の先だけを垂直型のように上下に可動させられる。

Neo-Flex LCDアームの可動パターン。アームの一部が垂直方向に動くので、ディスプレーの自由度は非常に高い

 洒落たデザインと凝ったギミックでありながら、耐荷重は8.2kgと高い。22インチ級のディスプレーでも取り付けられるものが多いだろう。チルト、パン(共に180度)、回転も可能である。

Neo-Flex LCDアーム 可動範囲デモ。関節の固さは調整可能だが、それほど緩くはならないようだ

 ASCII.jp価格比較での実売価格は1万5000~6000円台と、特徴の多い製品としては割安と言ってもいい価格で販売されている。お買い得の一品だ。


CR-LA501 サンワサプライ

CR-LA501

CR-LA501

 サンワサプライの水平式多関節アームは非常に多くのラインアップがある。今回はその中から、長短2つのアームを組み合わせた「CR-LA501」を取り上げる。

 水平アームの長さが580mmと、非常に長いのが特徴だ。次ページの水平垂直型ほど手軽ではないが、高さ調節も可能。水平アームと支柱の取り付け部は、ボルトをゆるめれば上下位置を変えられる。机天板からディスプレー取り付け部中央までの高さは、最大455mmと高い。

CR-LA501の可動パターン。アームが長いので、遠くまで届く。高さはボルト締めで調整できる

CR-LA501 可動範囲デモ。関節下部のつまみで固さは変えられるが、ゆるくしすぎるとアームが垂れ下がる

 使い勝手への細かい配慮が行き届いた製品という印象を受ける。例えば、各関節部を締めるボルトは、関節下のツマミを回すだけで緩められるので、固さの調節が簡単にできる(ほかの製品では、六角レンチで開け閉めする)。また、今回紹介する製品の多くは、ボルトの開け閉め用に六角レンチが付属しているが、ミニサイズの六角レンチは紛失しやすいものだ。そこで本製品は、ディスプレーケーブルの固定用クランプに六角レンチの差し込み穴がついている。未使用時にはここにレンチを差しておけば、うっかり無くす心配もないわけだ。

ケーブル固定用のクランプに、六角レンチを差しておける

ケーブル固定用のクランプに、六角レンチを差しておける。ささやかだが実用的な工夫だ

 耐荷重は8kg。チルトは上下60度、パンは270度となっている。価格は2万475円。ASCII.jp価格比較で見ると、1万円台前半で販売されている。

 アーム長さの異なる2製品(510mmのCR-LA504、650mmのCR-LA505)がラインアップされているほか、アームが1本のタイプ、アームなしタイプなど、非常にバリエーションが豊富である。

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