今度は海自艦艇揃い踏み!!
こちらは海上自衛隊の潜水艦。アメリカ海軍の管理区域の中で、ここだけが海上自衛隊の施設になっている。姿からして「おやしお」型と「ゆうしお」型だが、潜水艦には艦番号が書かれないため艦名は分からない。
アメリカ海軍管理区域の対岸には、海上自衛隊の艦艇が並んでいる。まずは試験艦「あすか」(ASE-6102)と護衛艦「むらさめ」(DD-101、第1護衛隊所属)と「はるさめ」(DD-102第6護衛隊所属)。
続いて、最新型の汎用護衛艦「たかなみ」(DD-110、第6護衛隊所属)と「おおなみ」(DD-111、第6護衛隊所属)、そして先日退役した砕氷艦「しらせ」(AGB-5002)が仲良く並んでいる。
「しらせ」をよく見ると、艦が浮き上がっていて喫水線から下が覗いている。退役に伴って装備品を降ろし、軽くなったせいかも知れない。艦首は塗装が禿げてぼろぼろになっており、南極航海の過酷さが伺える。25年間もの長きに渡る任務、ご苦労様でした。
「しらせ」の隣に並ぶのは、海洋観測艦「ふたみ」(AGS-5102)と「わかさ」(AGS-5104)。海底の地形や海流なを調査する艦だ。地味な任務だが、海洋観測のデータは潜水艦の運用には欠かせない重要なもので、これらの艦の地道な活動があってこそ潜水艦もその能力を十分に発揮できるのだ。
さらに進むと、特務艇「はしだて」(ASY-91)と水中処分母船YDT-03が停泊している。「はしだて」は国賓などを迎える迎賓艇で、有事には医療任務にも就く。YDT-03は、水中不発弾などの処理を行うダイバー達の母船だ。優雅な「はしだて」と無骨なYDT-03が好対照となっている。
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